特殊清掃なごみパックにオプションを加えた作業（東京都大田区）

不動産管理会社より特殊清掃のご依頼がありました

今回は地元大田区のマンションにて死後3か月が経過して遺体が発見された現場の見積依頼になります。
依頼者は不動産管理会社で故人様の身内（相続人）が遠方のために代理で窓口となっております。

「身内だけで先に遺品整理を行いたいのだが、悪臭（死臭）が物凄くて室内に入れない。」との事です。
こんな時には、とりあえず身内の方々が入室出来るように、最低限の特殊清掃作業をお勧めしており、マインドカンパニーには「特殊清掃なごみパック」（税別75,300円）と言う料金的にリーズナブルなパック価格プランがございます。

「特殊清掃なごみパック」は主に下記のような需要がございます。

1. 相続人や連帯保証人より、身内だけで先に遺品整理を行いたいのだが、異臭が物凄くて家の中に入れないから、とりあえず家に入れる状況を作ってほしい。
2. 住宅オーナーだが、既に保証人は他界されて、相続人には相続放棄された為、残置物撤去など出来る範囲の事は自分で行いたいが、感染症の心配もあるし、腐敗臭にも耐えられないので、とりあえず「特殊清掃なごみパック」を行って家の中に入れる状況にしてほしい。
3. 相続人より、負の財産だったら、相続放棄を考えているのだが、孤独死直後は悪臭が漂っており、家に入れない。だから、家に入って貴重品捜索出来る状況を作ってほしい。
4. 住宅オーナーより、孤独死が発生した事で事故現場となってしまい、更に築50年を過ぎた古い建物につき、家屋解体を考えているため、本格的な消臭作業は必要としないが、近所迷惑にならない程度の消臭作業は行っていただきたい。

特殊清掃なごみパックとは？「料金システム＆作業比較表」

孤独死による作業料金を分かり易くするために、作業依頼の需要が多い3タイプに分けて「作業内容」を比較して、料金システム化しました。
不動産管理会社や大家様から作業依頼の一番人気は「徹底消臭プラン」（完全消臭）、平均作業料金25万円程度です。
（※この場合、現状回復工事は家主様の指定業者で行う事が多いです）
（※遺品整理作業等は別途、作業料金が発生致します）

マインドカンパニーなら見積直後に作業対応出来ます

1Kマンションの玄関ドアを開けると目の前の廊下（フリーリング上）で息絶えた形跡がありました。
その場で見積書を作成して、作業内容や作業工程（期間の説明）を伝えると、「すぐにその場で作業開始してください」とのご要望でした。
マインドカンパニーでは、見積直後に作業出来るように常日頃から準備しており、急なご要望にも全力で対応しております。

「特殊清掃なごみパック」では死臭を軽減出来ない状況の為に…

今回の特殊清掃現場は死後3か月が経過して遺体が放置されていた汚染状況を見ると、床のフローリングそのものとおそらく床下も、亡くなって後に流れる体液が大量に染みこんでおり、「特殊清掃なごみパック」の作業範囲だけでは、臭いを軽減させることが難しくとても身内の方々に入れる状態になることが出来ません。
そこで、オプション作業を加えて、廊下のフローリングを一部剥がして、フローリング下のコンクリートスラブも清掃させていただき、その後は「特殊清掃なごみパック」の作業範囲で対応させていただきました。

今回の住宅構造は二重床（パーティクルボード）ではなく、直床でコンクリートスラブへフローリング直貼りの為に防音材（緩衝材）が貼っており、当然ながらこの防音材にも臭いの元である体液が流れており、剥がす必要性がございます。

Before

After

Before

After

「特殊清掃なごみパック」では床の清掃後の作業工程として、1時間程度の時間でOST法（オゾンショックトリートメント法）による脱臭作業を行いました。

今回はオプション作業で最後に床の防臭コーティングも行いました。

作業開始から引き渡しまでの期間（作業工程表）

通常なら2∼3時間で作業が終わる「特殊清掃なごみパック」ですが、今回はオプション作業付き作業の為、作業開始から半日（4時間）で不動産管理会社へ引き渡し出来ました。

作業料金表

参考までに、作業料金をお知らせいたします。