一軒家での孤独死の特殊清掃について|東京・神奈川・千葉・埼玉エリアの特殊清掃ならマインドカンパニーにまで

一軒家での孤独死の特殊清掃について

一軒家での孤独死の特殊清掃について

「一軒家で孤独死が発生して困っている」「親が実家の一軒家で孤独死してしまい今後どうしようか悩んでいる」
そんなお悩みはマインドカンパニーが解決いたします!

孤独死の発生件数を見ると圧倒的にアパートやマンションなどの集合住宅が多いです。
独身で金銭的余裕がない方が孤独死しやすいという統計があり、一軒家にお住まいの方は世帯を持っており比較的金銭にも余裕がある場合が多いので孤独死の件数も少ないのですが、ご依頼をいただくこともあります。

マインドカンパニーでは住居タイプに関係なく孤独死による特殊清掃を承っております。定額の「特殊清掃なごみパック」もご準備しておりますので、孤独死でお困りのことがございましたらご気軽にご相談ください。

一軒家での孤独死

所有している一軒家で孤独死が発生するとその後の対応はいくつかのパターンが考えられます。

  • そのまま買い上げてくれる不動産を探す
  • 解体して土地を売却
  • リフォームして売却
  • リフォームして賃貸として貸す

どの場合でも基本的にはご自身で特殊清掃会社に依頼して作業をしてもらうことをおすすめします。
不動産屋に買い上げてもらう場合も特殊清掃費用などの名目で数百万円の値引きをされる恐れがありますのでご注意ください。

一軒家の特殊清掃の流れ

一軒家の特殊清掃は以下の流れで進めていきます。
ただし、孤独死現場は様々な事情と状況がありますので、すべてがこの通りになるとは限りませんのでご了承ください。

ここでは2階建ての3LDK、フローリングでの孤独死で、遺品整理もともなう作業の流れをご紹介します。

  1. 入念なヒアリング
  2. 屋内の除菌
  3. 汚染物の撤去
  4. 1〜2時間程度の荒消臭
  5. 遺品整理
  6. 汚染箇所の解体/清掃
  7. ルームクリーニング
  8. 消臭(約3日間)

各項目をもう少し詳しく解説していきます。

入念なヒアリング

一軒家だから入念なヒアリング(打ち合わせ)を行うわけではありませんが、その後売却を考えているのであれば適切な施工が必要です。

不動産屋に原状回復して引き渡す場合は不動産屋の原状回復ラインに到達していれば問題ないのですが、どこまでの解体を行うのかなど漏れのないよう入念にご依頼内容をヒアリングさせていただきます。
もちろん、特殊清掃のプロとしてどのような作業を行うべきなのかなどのアドバイスはさせていただきます。

「汚染箇所の解体/清掃」で詳しくご紹介しますが、一軒家での孤独死が発生し床が体液で汚染されている場合、基本的に汚染部分、もしくはその部屋全体の床を解体することをおすすめします。

屋内の除菌

除菌剤の散布

では実際に作業の開始です。
住居タイプにかかわらず、特殊清掃は除菌作業から始まり、除菌作業に終わります。

電動噴霧器の「フォグマスター」を使用して除菌剤を散布するのですが、フォグマスターを使用するとほとんど目に見えないほどの微粒子で除菌剤を散布可能です。
粒子が細かければ細かいほど、除菌の効果も高くなり、除菌効率も良くなりますのでフォグマスターをマインドカンパニーでは採用しています。

マインドカンパニーでは使用する薬剤を日々研究しており、現時点で最も孤独死現場での除菌に適しているのは安定型次亜塩素酸ナトリウムという結果を出しており、実際に使用しています。

老人ホームなどで除菌剤を使用している方は少しはてなが浮かんでいるかもしれないのですが、一般的に除菌で使用されているのは安定化二酸化塩素(もしくは単に二酸化塩素と記載の場合もあり)です。
ですが、孤独死現場のように様々なウイルスや金が浮遊しており、一般向けには販売されている安定化二酸化塩素では効率が少し悪いです。

さらに安定型次亜塩素酸ナトリウムには消臭効果も期待できますので、除菌と共に消臭を行うことのできる安定型次亜塩素酸ナトリウムを採用いたしました。

ただし、現在ももっと作業効率の良くなる薬剤はないかを日々研究しておりますので、テストなどで他の薬剤を使用する可能性もありますが最終的な作業の仕上がりには影響しないよう、テスト後のケアなどもしっかり行っていますのでご安心いただくと共にご協力いただければと思います。

汚染物の撤去

汚染物の撤去

除菌剤を散布して中和させるために数分待機した後に汚染物の撤去を行います。
まだこの段階では汚染物以外の家財は搬出いたしません。

汚染物は発見までの日数にもよりますが、基本的には強烈な腐敗臭がします。
その汚染物を通常の家財搬出で使用しているビニール袋で梱包してしまうと腐敗臭が漏れてしまい、近隣の住民の方にご迷惑をかけてしまう、最悪の場合はクレームをいただくことになってしまいます。

もちろん作業前には近隣住民の方への挨拶などを行い作業を認知していただいておりますが、そういったご迷惑をおかけしないために汚染物は圧縮袋に梱包して真空状態にした上で搬出しております。
真空状態にすることで臭いが漏れることなく搬出することができますので、ご迷惑をおかけすることはありません。

1〜2時間程度の荒消臭

荒消臭

ここで国内で最も強力なオゾン消臭機「Tiger(タイガー)」を1時間〜2時間ほど稼働させて荒消臭を行います。
家の大きさにもよりますが、必要に応じて1階と2階に1台ずつ設置する場合もあります。

この荒消臭を行わない特殊清掃業者が多いのですが、荒消臭は非常に重要な行程です。

ここまでの作業は玄関の開閉を必要最小限に抑え悪臭が漏れることのないようにしているのですが、この後の遺品整理作業はドアの開閉が非常に多くなるので悪臭が漏れてしまうことが必然です。

なのでこのタイミングで一度、1〜2時間ほどの荒消臭を行うことによってその悪臭を抑えております。

1日かけて荒消臭を行なっても問題はないのですが、家財が家に残っている状態でオゾン消臭を続けても一定レベルの消臭しかできず、何時間ほど稼働させるのが荒消臭には適しているのかを研究し続けた結果、1時間稼働と24時間稼働ではあまり臭気に差がないことが判明しましたので、マインドカンパニーでは約1時間、長くて2時間を荒消臭の時間設定としています。

こういった近隣住民の方への配慮が孤独死による特殊清掃では必須です。ご依頼の際は近隣住民への配慮ができるかも業者選びの判断材料に加えるとトラブルが発生することなく安心して作業を任せられるでしょう。

遺品整理

遺品整理

ここまで工程を行なった上で遺品整理作業に入ります。
遺品整理を行う場合でもなるべくドアは開けたままにしないよう搬出時以外はドアを閉めた状態で行います。

孤独死の場合、ご遺族様が居室内の確認のできていないことや必要書類などの貴重品が見つかっていないことがよくありますので、必要なものがないかを十分に確認し、少しでも必要なのではないかと今までの経験で感じたものに関しては全てお客様にご確認しております。

一軒家で最も多い捜索が権利書登記簿謄本です。
決して再発行のできないものではありませんが非常に手間がかかりますし、なかなか家の外に持ち出すものでもありませんので、大体の場合は家の中にあります。

ですが、誤って捨ててしまったなどの場合も考えられますので100%見つけられるという保証ができるわけではありません。
ただし、家の中にあるのでしたら書類1枚、指輪1つでも必ず見つけ出しますのでお探しのものがありましたらお見積もり時、作業開始前におっしゃてください。

私共の行なっている荷物の搬出は遺品整理であってゴミ捨てや不用品回収とは似て非なるものです。格安の不用品回収業者や割安をうたう遺品整理会社よりも丁寧で人数をかけて行うため料金は少し高くなってしまいます。全て捨ててしまっても構わないとおっしゃっていただいても私どもは社会の一部を担う会社としての責任がありますので、お応えできかねます。

汚染箇所の解体/清掃

解体

遺品整理作業が終わると汚染箇所の解体、及び清掃作業に入ります。
一軒家だと家財が多いことが予想されますので、ここからは別日での作業となる可能性もあります。(遺品整理も荷物が著しく多いと複数日に分けての作業になります)

そして「入念なヒアリング」でも触れたように一軒家の場合、汚染箇所は清掃ではなく解体することをおすすめします。

理由としては、孤独死が起きたことを隠して売却することはできないのでなるべく印象の良い状態で売却することが望まれます。
そうなると汚染箇所は清掃ではなく解体することが最良でしょう。

もちろん、汚染の状況によっては清掃のみで作業を終わらせておく方がいい場合もありますが、基本的には解体を行うことをおすすめします。

床下まで汚染されている場合、家の強度の問題で解体できない箇所もありますので、そうした箇所は清掃を行った上で防臭加工を行います。

ルームクリーニング

ルームクリーニング

マインドカンパニーが一番こだわっているといっても過言ではないのがルームクリーニングです。

多くの特殊清掃業者は家財を搬出して汚染箇所の清掃を行っただけで消臭作業に移るのですが、それでは完全消臭することはできず作業後にトラブルとなっているケースを良く見受けます。

孤独死による悪臭を家財や壁などが吸収しているのと同じく、ほこりや油汚れなど家の汚れも悪臭を吸収しています。
その汚れを放置したまま消臭を行っても完全に消臭することはできず、消臭器の回収後にまたその汚れが臭いを放ってまた部屋が臭くなってしまいます。

なので、消臭を行う前には徹底してルームクリーニングが必要不可欠です。

一軒家まるごとのルームクリーニングを行うとなると丸一日がかりの作業になってしまい料金もそれだけかかってしまいますが、特殊清掃の大きな目的の1つが完全消臭なので、売却するのであれば料金を抑えることよりも消臭に力を入れることをおすすめしています。

消臭(約3日間)

オゾン消臭

徹底したルームクリーニングをおこなった上で最終的な消臭作業に入ります。
オゾン消臭器を使って消臭作業を行うのですが、オゾン消臭器もただ設置すしているわけではありません。

悪臭の強い箇所と設置場所・風向きなどを計算してせって場所を決定し、オゾンを発生させる時間・オゾンと悪臭金を中和させるためにオゾンを発生させない時間のバランスなど、これまで数多く行ってきた消臭作業の経験をすべて使ってオゾン消臭器を設置・設定します。

マインドカンパニーは2種類、合計7台のオゾン消臭器を所有しているのですが、この7台のオゾン消臭器を家の大きさやオゾンの必要容量などを考慮して1台~複数台設置いたします。

平均的には約3日間はオゾン消臭を行います。

孤独死の一軒家の売却時の告知義務は?

ここからは一軒家の孤独死について、気になることを紹介していきます。
まずは孤独死の発生した一軒家を売却するときの売却義務について。

どれだけきれいになっても告知義務はある

特殊清掃をおこなって臭いがなくなった、床の解体も必要なくよく見ないと分からないほどまできれいになった、という状況でももちろん告知義務はあります

そもそも、事故物件としての告知義務があるのは以下のケースです。

  1. 殺人、自殺、放火などの刑事事件に該当する死者の出た物件
  2. 事件性はないが事故や災害、孤独死などで居住者が死亡した物件

なので、孤独死のあった一軒家は2に該当しますので事故物件として告知義務が発生します。

しかし、告知義務があるのは「次の入居者まで」なので一度アルバイトなどを雇い、その物件に住まわせることで告知義務は消滅します。
ですが、過去の裁判では「一度入居していたとしても告知義務は残る」という判例もありますので、そういったトラブルと回避するには告知を行うべきといえるでしょう。

そして不動産屋に売却する際には、なんらかの形で耳に入ることになってしまい、そうなると不動産屋としてもイメージが悪いので本来よりも安い売却料金を提示してくる可能性もあります。

孤独死を隠して売却したいという気持ちは痛いほどわかりますが、正直に告知することが最善かと思われます。

孤独死で一軒家の売却価格はどれくらい落ちる?

では孤独死のあった一軒家は、孤独死孤独死の発生していない全く同じ物件と比べた時、売却価格はどれほど安くなってしまうのでしょうか?

答えとしては何とも言えません

賃貸アパートや賃貸マンションで孤独死が発生してもその建物を解体するわけにはいかず、そのままリフォームして再度貸し出すのですが一軒家ではそうもいきません。

一軒家を購入するということは一般的に一生、もしくはかなりの長期間その家に住むということなので、購入者心理としては避けたいと思うはずです。
一部、事故物件を探して安く家を買いたいと考える方もいますが、ごく少数です。

不動産屋としては、その事故物件を探している人を待つよりも、一度更地にしてもう一度家を建てる方が効率がいいので、基本的には建物には値段がつかないと考えた方がいいでしょう。
なので、売却価格としては土地代のみになるとお考えする方が賢明です。

家を建て直すことのできない事情がある、まだ家が新しい、入居希望者がすでにいるなどの場合には建物にも価値がつくこともありますが、非常に少数なので期待はしない方がいいでしょう。

孤独死の一軒家を更地にして売却するときの告知義務は?

孤独死のあった一軒家の売却時に告知義務があることはお判りいただけたかと思いますが、では自身で解体業者を手配して解体を行って更地に手から売却を行う場合も告知義務は発生するのでしょうか?

答えは「ある」です。

こちらもあいまいな部分があるのですが、更地にした場合でも告知義務はあると考えて間違いないでしょう。
家を解体してしまっているので黙っていれば売却時に孤独死があったことを知られることはないかもしれませんが、次の家が完成して入居者決まったあとに近隣住民の方から孤独死があったことを入居者が知らされた場合、「孤独死のあった土地なら購入しなかった」という内容で損害賠償請求などをされる恐れがあります。

解体して更地にした場合でも、やはり告知はするべきといえるでしょう。

孤独死によって土地価格はどれくらい安くなる?

では孤独死のあった一軒家を解体して更地にした場合の土地の売却代金はどれくらい差が出るのでしょうか?

家を解体せずに売却した時の土地の価格よりは若干高くなります
明確な要因があるわけではないですが、孤独死のあった一軒家というイメージがない分、土地の価格も高く売却できる可能性が高いです。

不動産屋が解体業社を手配すると紹介料を不動産屋がとることもありますので、ベストは自身で解体業者を探して依頼し、土地の売却を行うのが手間はかかりますが、一番高く売却できる方法と言えます。

孤独死のあった一軒家は供養するべき?

孤独死のあった一軒家は供養するべきかという質問をいただくことがあります。
孤独死現場の供養に関してはご親族様のご意向次第です。

供養を行うと売却の際に有利になるといったこともありませんので、ご親族様が気になるようでしたら行いましょう。というのが供養に関してはリアルです。

マインドカンパニーでは59,400円(税込65,340円)の定額で現場に僧侶をお呼びする御供養パックをご準備して居りますので、ご希望の際はおっしゃっていただければと思います。

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