孤独死の特殊清掃現場でウジ虫やハエが発生する理由と清掃方法|東京・神奈川・千葉・埼玉エリアの特殊清掃ならマインドカンパニーにまで

孤独死の特殊清掃現場でウジ虫やハエが発生する理由と清掃方法

孤独死の特殊清掃現場でウジ虫やハエが発生する理由と清掃方法

孤独死が発生したお部屋では、ウジ虫やハエが大量に発生していることが少なくありません。
ウジ虫やハエは体液等を身体に付着させて移動するため、汚染箇所以外にも体液等が広がってしまい、お部屋の状況がより悪化してしまいます。
この記事では、孤独死の発生した特殊清掃現場でウジ虫やハエが発生する原因、そのほか特殊清掃の方法や被害を悪化させないための対処法などをご紹介します。
孤独死の特殊清掃や消臭作業、災害復旧などは、消臭特化の特殊清掃業者マインドカンパニーにご相談ください。

特殊清掃現場でウジ虫やハエが発生する原因

まずは、孤独死の発生した特殊清掃現場で、なぜウジ虫やハエが発生するのか、その原因からご紹介していきます。
ハエ

ウジ虫はハエの幼虫

ウジ虫は、ハエの幼虫のことで、汚物や腐敗した食品、動物の死体や糞などに発生します。
ハエが産卵してから早ければ半日ほどで孵化し、2週間程度で成虫のハエとなります。また、1回で100前後の卵を産卵すると言われています。
1度に産卵する卵の数と孵化まで早さから、少しでもウジ虫が発生してしまうと、ごく短期間で大量のウジ虫とハエが大量発生してしまうのです。

ハエが遺体に卵を産みつけてウジ虫がわく

先述のとおり、ハエは動物の死体などに卵を産みつけます。それは人間の遺体も例外ではありません。
日本少額短期保険協会のデータによると、孤独死が発見されるまでに平均で17日間かかるため、孤独死の発生した特殊清掃現場ではウジ虫やハエが大量発生してしまうのです。
時期によってウジ虫やハエの発生する数は異なり、ハエは寒さに弱いとされているため、冬よりも夏のほうが発生しやすくなります。

ハエはわずかなスキマから家に侵入できる

上記で、「家は閉め切っているのにどこからハエは入ってくるのだろう」と感じた方もいるかと思います。
ハエはごくわずかなスキマからでも家に侵入することができ、一般的な住宅であれば孤独死が発生するとウジ虫やハエが発生してしまいます。
気を付けていても、キッチンのシンクにコバエがわいてしまうことがあるのと同じです。

ウジ虫やハエが発生した孤独死現場の特殊清掃の方法

ここまでにご紹介してきたとおり、ほとんどの孤独死現場ではウジ虫やハエが発生しています。
そのため、私たち特殊清掃業者の作業は、ウジ虫やハエが大量発生していることを前提に工程が組まれています。

特殊清掃は窓やドアを閉めて作業するのが基本

孤独死現場ではウジ虫やハエが発生していることはもちろん、遺体の腐敗による悪臭も発生しています。近隣に悪臭被害や害虫被害を起こさないためにも、窓やドアを閉めて作業するのが基本です。

作業者としてはなるべく換気をして臭いを軽減させたいところではありますが、特殊清掃は近隣住民への配慮が欠かせません。なかには気にせずドアや窓を開けて作業をする業者もいますが、マインドカンパニーではこういった基本を遵守して作業しております。

殺虫剤や掃除機を使い、ウジ虫やハエを駆除する

冒頭でも触れたように、ウジ虫やハエは身体に体液を付けて移動するため、作業の初めに駆除を行います。大量発生しているため、すべてを駆除することはできないケースが多くはありますが、大まかな駆除を最初に行います。
駆除の方法としては、殺虫剤で飛んでいるハエを駆除し、ウジ虫は直接、塩素やウジ殺し薬剤を吹付て駆除します。掃除機などの吸引機でウジ虫やハエの死骸を回収します。

特殊清掃の手順

通常の特殊清掃の場合、作業は大まかに以下の流れで行っていきます。

  1. 除菌
  2. 汚染物の処理
  3. 特殊清掃
  4. 家財の搬出
  5. クロス剥がし
  6. ハウスクリーニング
  7. 消臭・除菌

汚染の状況によっては、床の解体なども必要になる場合があります。詳しい特殊清掃の手順については、「特殊清掃とは?」のページでご紹介しています。

特殊清掃現場のウジ虫やハエの被害を悪化させないためには

特殊清掃現場にはどうしてもウジ虫やハエが発生してしまいます。最後に、発生したウジ虫やハエの被害を悪化させないための、対策についてご紹介します。

窓を開けない、または換気扇を回さないこと

家主様や不動産管理会社の方々が孤独死した部屋の窓を少し開けたり、室内の換気扇を回してしまう事例が多く見受けられます。しかしこれだとハエが大好きな死臭を室外へ放出しまい、結果的にその臭い(死臭)につられて多くのハエを室内へ呼び寄せてしまいます。やがてそのハエが室内で大量のウジ虫を発生させます。つまり窓を開けたり、換気扇を回すことはウジ虫やハエを大量発生させる要因となり逆効果なのです。孤独死された室内は全ての扉を閉めることが一番望ましい行為です。なぜなら扉を開けてしまうと、他の部屋にも臭いやウジ虫とハエも拡散されてしまいます。

換気扇
窓を閉める

なるべく早く原状回復することが大切

ウジ虫やハエの被害を悪化させないためには、なるべく早く特殊清掃を行い、原状回復することがなによりも大切です。
遺体が処理されたとしても、体液が残っていればウジ虫やハエが発生してしまいます。そのため、できるだけ早く特殊清掃を依頼することを推奨します。
ただし、私たちが特殊清掃の作業に入ることができるのは、警察による検死やDNA鑑定などがすべて終了し、警察からの許可が下りてからです。

遺体だけではなく食品などからも発生するので注意

特殊清掃現場に発生するウジ虫やハエは、ほとんどが遺体や体液が原因で発生しています。しかし、ウジ虫やハエは腐敗した食品などからも発生するため、冷蔵庫やゴミ箱に放置されている食品や生ごみにも注意が必要です。
先に特殊清掃だけ行い、あとから遺品整理を行うというご依頼もありますが、その場合でも冷蔵庫や生ごみは処理しておくことを推奨します。

ウジ虫やハエが発生した特殊清掃の費用について

マインドカンパニーでは、特殊清掃現場にはウジ虫やハエが大量発生しているのが通常という認識のため、別途費用をいただいてはおりません。

床上下の清掃 40,000円∼100,000円(税込44,000円∼110,000円)
汚染した布団の撤去 5,000円∼15,000円(税込5,500円∼16,500円)
汚染したマットレス(シングル)の撤去 8,000円∼13,000円(税込8,800円∼14,300円)
汚染したマットレス(ダブル)の撤去 12,000円∼18,000円(税込13,200円∼19,800円)
除菌剤による散布 15,000円∼35,000円(税込16,500円∼38,500円)
除菌消臭器設置 30,000円(税込33,000円)/日
汚染箇所の解体 5,000円∼100,000円(税込5,500円∼110,000円)
(解体範囲による)
床下防臭処理 25,000円∼100,000円(税込27,500円∼110,000円)
(特殊コーティング/塗布範囲による)
クロス(壁紙)剥がし 15,000円∼80,000円(税込16,500円∼88,000円)
(撤去範囲による)
臭気分析(ガスクロマトグラフ質量分析)(GC-MS) 12万円(税込13,2万円)/1回(検査結果のデータ納期:約2週間)
作業工程表などの書類作成 2万円(税込2,2万円)より

▶詳しくは、「孤独死の特殊清掃料金」のページをご覧ください。

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