特殊清掃とは事故死が発生した現場の現状回復、クリーニングをおこなう作業のことをさします。
事故死と一言で言っても、孤独死、事故死、自殺など様々な状況があり、その状況に応じた正しい施工が必要となります。

近年では高齢化が進むと同時に、家族・近所間での付き合いが薄れてきたことから事故死の発見は遅れる傾向が年々増加しています。事故死の発見が遅れると遺体の損傷が悪化するのはもちろん、それに伴い床への体液の浸透、腐敗臭が広まってしまうなど住居への影響も大きくなっていきます。

特殊清掃業に従事する者は、汚染箇所の除去・消臭・害虫駆除などの技術、それらにともなう化学的な知識も必要です。一般的に儲かりそうというイメージのついている特殊清掃業なので正しい技術と知識を持っていない素人同然の業者が多数いるのが業界の現実です。

親族が事故死してしまった遺族の方、自身の管理する物件で事故死が発生してしまった管理者の方にはこのような業界にしてしまっていることを大変申し訳ないと思うと同時に特殊清掃に関する正しい知識を持っていただければと思います。

データから見る事故死の増加傾向

事故死に関する情報をまとめましたのでまずはデータから見ていきます。
事故死の件数は非常に残念なことに毎年増加傾向にあります。自殺者数は減少傾向にあるのですが、その減少も孤独死の発生件数によりかき消されてしまい全体としては毎年増加しています。

地域での付き合い

内閣府から発表されている「近所での付き合いの程度」から60歳以上のみをまとめたデータがあります。女性は18.8%、男性では26.5%が地域での付き合いがないと回答しています。

地域での付き合いの割合

引用:内閣府「生活環境 第2節 高齢期の暮らしの動向」(https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2018/html/zenbun/s1_2_4.html)

東京23区内での孤独死件数

東京都福祉保健局東京都監察医務院から発表されている「東京23区内における1人暮らしで65歳以上の人の自宅での死亡者数」というデータがあります。平成15年では1,451件だった孤独死件数が平成27年度には3,127件まで増加しており、10年余りでその件数は倍増しています。厳密に孤独死というものが制定されていないので統計を取っている市区町村が少なく、全国での正確な発生件数は調べることができないのですが、ニッセイ基礎研究所が発表したデータでは全国で年間2万6821人にも上るとのことです。(東京都福祉保健局東京都監察医務院の東京23区内における1人暮らしで65歳以上の人の自宅での死亡者数に元ずく推定の件数)

東京23区の孤独死件数

引用:内閣府「生活環境 第2節 高齢期の暮らしの動向」(https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2018/html/zenbun/s1_2_4.html)

自殺発生件数

居室内での自殺のみを集計したデータは見つからなかったが、自殺も事故死の要因の1つです。厚生労働省社会・援護局総務課自殺対策推進室と警察庁生活安全局生活安全企画課の共同で発表されている「平成30年中における自殺の状況」によると自殺の件数は昭和56年以来、最小の件数で9年連続(記事制作時)の減少となっています。自殺者数と失業者数には相関関係があり、景気の良し悪しは自殺者数に直接関係しています。第二次安倍晋三内閣による経済対策「アベノミクス」により日本の景気は上向きに回復されたとされているので自殺者もそれに伴い減少しています。

引用:警視庁【平成30年中における自殺の状況」

マインドカンパニーのサービス

弊社、マインドカンパニーは2015年7月に特殊清掃と遺品整理を業とする事業所として誕生しました。
過去1,000件を超える特殊清掃の現場を見てきた代表の鷹田了と中心に、2018年からは大手遺品整理会社より経験豊富な数名のスタッフが移籍して参りましたので、これまで以上に迅速で丁寧、高品質なサービスのご提供が可能となっております。

マインドカンパニーでは特殊清掃、遺品整理に関するすべてのサービスをおこなっております。
特殊清掃や遺品整理は決まった形のないのが特徴のサービスです。お客様のご要望をすべて盛り込んだご納得いただけれるサービスをこれからも提供してまいります。

特殊清掃

マインドカンパニーでは常に最新の技術と知識を取り入れて特殊清掃をおこなっています。
実際の特殊清掃の現場から学ぶことも多いですが、ハウスクリーニングなどの清掃業界やリフォーム業界とも緊密なつながりを持っており、各業界の最新技術を特殊清掃にも取り込んでいます。

特殊清掃に使用する薬剤に関しても常に新しいものを模索しております。「特殊清掃に市販の薬剤を使う業者は素人」と言っている会社もありますが、弊社では市販のものも含め利用できる薬剤はないかを常に探しています。
事故死により発生した汚染には多くの要素が混ざり重なり合っていますので、1つの薬剤ですべてを解決することはできません。薬剤にも適材適所がありますので、この汚れに適した薬剤はないかということを常に考えて、模索していく必要が特殊清掃業にはあります。

特殊清掃なごみパック

マインドカンパニーでは特殊清掃の作業を独自にパッケージングし、簡易的な特殊清掃や消臭をおこなう特殊清掃なごみパックというサービスを提供しております。

特殊清掃なごみパックは「本格的な清掃の前に遺族で部屋を確認したいが部屋にはいれる状況ではない」「不動産との話し合いで大掛かりな特殊清掃は必要ないことになった」というニーズをお持ちのお客様に対し、これまでの特殊清掃の経験より必要最低限の作業を75,300円の定額でおこなわせていただくサービスです。

特殊清掃なごみパックの作業内容は以下の通りです。

  1. 部屋全体の消臭・除菌
  2. 汚染物の除去・処理
  3. 汚染箇所の清掃
  4. オゾンショックトリートメント法による消臭除菌作業

この4つの作業が基本作業となりますが、汚染したタタミなどの処分にはオプション料金が追加発生します。
特殊清掃なごみパックは床上のみの清掃のため、床下の汚染などの確認は含まれていません。そのため、遺体の発見までに時間を要した事故死現場では完全消臭を保証するサービスではございません。
特殊清掃なごみパックに関して詳しくは特殊清掃なごみパックをご覧ください。

徹底消臭

事故死現場の消臭はもちろんのこと、マインドカンパニーではペット消臭、たばこのによるヤニ消臭、火災現場の消臭など、消臭全般のサービスを提供しております。
事故死現場の消臭と一言で言っても事故死現場には様々な状況があります。遺体の腐敗臭と故人の糞尿による悪臭が混ざった状況、遺体の腐敗臭とペット臭が混ざった状況など、多くの特殊清掃会社では府どちらかのニオイしか取り除くことができないような状況での消臭もマインドカンパニーであれば完全消臭することが可能です。

ペット消臭

現在の日本では5人に1人が犬、6.6人に1人が猫をペットとして飼育しています。ペット飼育不可の住居ではもちろん、ペット飼育可の住居でもペットの糞尿やペット臭によるトラブルが多数発生しています。ペットによる臭いのトラブルは、退去時に不動産管理会社と起こることが多いのですが、アパートやマンションなどの集合住宅では近隣の住民からの苦情によりトラブルが発生することもあります。

マインドカンパニーでは長年ペット消臭に関して研究を続けてまいり、現在ではペット臭も完全消臭する技術の開発に成功しております。独自の手法となりますのでホームページ上で後悔することはできませんが、ペット消臭に関するお悩みはマインドカンパニーにお任せください。
ペット消臭に関して詳しくはペット消臭「犬による糞尿消臭」をご覧ください。

タバコによるヤニの消臭

ペット臭に次いてトラブルが多いのがたばこによる悪臭のトラブルです。
ヤニの付着した壁紙は張替えが必要なのはご存知の方が多いとは思いますが、壁紙を張り替えただけでは取ることができない臭いがついてしまっている場合には借主(居住者)に原状回復の義務が発生する場合があります。

たばこ臭によるトラブルもマインドカンパニーにお任せください。完全消臭いたします。

火災現場消臭

一般的なイメージとして「火災の起きた家には住めないんじゃないの?」と思われている方も多いかと思いますが、ぼや程度やマンションやアパートなどの集合住宅で発生した火災では原状回復工事をおこない、再度居住可能な状態まで復旧することができるケースも多くあります。ただし火災現場には一酸化炭素や臭化水素などの有毒ガス、その他にもポリ塩化ビフェニルやポリハロゲンジベンゾダイオキシンなどの有毒物質も火災によって発生してしまうので、徹底した消臭作業が必要となります。
マインドカンパニーではススの除去作業から消臭作業まですべてお任せいただけます。

遺品整理

もちろん遺品整理もお任せいただけます。遺品整理業界に10年以上いる代表の鷹田を中心に2018年に増員したスタッフと共にお客様に寄り添った遺品整理をおこなっています。
特殊清掃の現場でも遺品整理をおこなうことが多く、特殊清掃での遺品整理と通常の遺品整理では注意しなければならないポイントが異なるので特殊清掃での遺品整理は経験が必要不可欠です。
マインドカンパニーでは最短でも5年以上の遺品整理の経験のあるスタッフをそろえていますので、安心してご依頼いただけます。

遺品整理に関しましてはマインドカンパニーの遺品整理のホームページがございますので、合わせてご覧いただけたらと思います。
遺品整理マインドカンパニーhttps://www.ones-mind.jp

ゴミ屋敷整理

誤解を生みかねない言い回しになってしまい申し訳ないのですが、事故死の現場はゴミ屋敷となっている傾向が強いです。正確に言うとゴミ屋敷になってしまっている家に住んでいると事故死のリスクが高まります。

原因としてはゴミ屋敷にしてしまう方はごみが捨てれない、ゴミをまとめてもゴミを恥ずかしくて家にためてしまうといったセルフネグレクトと呼ばれる状況に陥ってしまっているケースがほとんどといわれています。セルフネグレクトとは成人が通常の生活を維持するために必要な行為(食事や医療など)をおこなうための意欲を喪失してしまい、自身の健康や生活環境を損なってしまう状態のことを言います。中には昼間は周りと同じように会社員をしている方もいますが、多くの方はセルフネグレクトになってしまうと家族や周囲との関係を遮断・孤立し、居室内で病死や事故死してしまっても気づかれることなく、悪臭や家賃の滞納などによって発見されるといったケースが多いです。

マインドカンパニーではゴミ屋敷整理はもちろん、事故死が発生してしまったゴミ屋敷の特殊清掃およびゴミ屋敷整理も一括して行うことができます。事故死が発生したゴミ屋敷の荷物の搬出は、大量の家財やごみが臭いを吸収してしまっているので、新たなトラブルに発展してしまうことがあります。そのためマインドカンパニーでは近隣住民へのアナウンスを欠かさないのはもちろんのこと、粗消臭として一度オゾンショックトリートメント法にて消臭をしたうえで搬出をするなど周辺への配慮もおこなっております。

生前整理・空き家整理

遺品整理のサービスの一環として生前整理や空き家整理もおこなっております。生前整理とは自分の死後に家族(遺族)に苦労を掛けないために相続の手続きや、遺品整理の手間を減らすために自分が生きているうちに荷物を減らしておくといった身辺整理のことで、近年の終活ブームにより注目度が高まっています。
生前整理で必要なのは「無理に何でも捨てさせようとしないこと」です。我々のように家財の整理で料金をいただいている業者側からすれば、整理する荷物が少ないければ売り上げも少なくなるので無理にあれもこれもとh祖分させようとする業者も中にはいます。ですが生前整理はいづれおこなうときが来るであろう遺品整理の前段階の整理です。無理に自分の大切にしてきたものやこれから1度でも使うことがあるかもしれないものを処分する必要は一切ありません。
しっかりと依頼者の声に耳を傾け、依頼者のペースで作業を進めていくことが生前整理では重要となってきます。

空き家整理は相続放棄や住居人の死去で持ち主のいなくなった空き家の整理を不動産管理会社などから依頼されることが多いです。不動産管理会社としては少しでも料金を安く済ませたいので、弊社としても最大限まで経費などを削ることで料金を抑えた作業を提案させていただいております。

ハウスクリーニング

マインドカンパニーでは特殊清掃で磨いてきた清掃のスキルをハウスクリーニングでも生かし、多くの特殊清掃会社では断っていることの多いハウスクリーニングのみのご依頼にも対応しております。事故死現場はもちろんのこと、ゴミ屋敷などの汚れのひどい住居、賃貸物件の原状回復によるハウスクリーニングも承っております。
安価で清掃技術の高いハウスクリーニングの専門業者とも業務提携していますので、繁忙期でもハウスクリーニングのご提案をさせていただくことが可能です。また、その提携業者からも技術提供いただいているため、マインドカンパニーとしての清掃技術も日々向上しており、遺品整理後の簡易清掃なども他社とは比べ物にならないほどのクオリティをご提供させていただいております。他社の徹底した清掃レベルがマインドカンパニーの簡易清掃と言っても過言でないと自負しております。

洗面台のビフォーアフター

リフォーム

特殊清掃現場ではリフォームが必要な場合もあります。一言でリフォームといってもクロス(壁紙)とクッションフロア(CF)を張り替えるだけでいいケースと、柱だけを残してスケルトンにしなければならないケースと、リフォームだけでも幅広い作業があります。スケルトンにするとなると弊社のみでの作業は難しいので業務提携している特殊清掃専門のリフォーム会社に依頼することもありますが、クロスとクッションフロアだけの張替えのような簡易的なリフォームであれば弊社で承ることができます。

「クッションフロアやクロスを張るだけだったらうちのお父さんでも出来そう」と思ってしまうかもしれませんが、不動産管理会社の求めるクオリティでクロスやクッションフロアを張ろうとすると、やはり技術が必要になってきます。このリフォームの技術も提携業者から技術提供を受けているのでマインドカンパニーであれば不動産管理会社の求めるクオリティでの作業が可能です。

現場供養

事故死現場や遺品整理現場での供養も承っております。個人が生活されていた部屋だから供養をしてほしいというお客様のご要望がありましたら、僧侶を直接現場に来ていただき起用していただくことが可能です。遺品整理では作業前でも可能ですが、事故死現場では作業終了後、きれいになった状態で供養させていただくのが基本の形となります。
現場供養にお申込みいただかなくても仏壇や写真などは供養させていただいており、ご要望がございましたら思い出の品なども供養することが可能です。

現場供養はご供養パックというサービスでおこなっており、59,400円の定額となっております。高いようにも思われるかもしれませんが、ご供養パックに関しては僧侶にお支払いする金額などもありますので、弊社としての売り上げとして残るのはごく一部となっていますのでご理解いただければと思います。遺品整理や特殊清掃もご依頼いただいたお客様はこの限りではございません。

状況ごとに見る特殊清掃

では続いて場所ごとの事故死の特徴や注意点を紹介していきます。ここでの事故死は孤独死と仮定しています。

寝室での孤独死

孤独死が発見される場所で一番多いのが寝室です。亡くなった理由は様々かと思いますがベッドや布団の上で発見されることが多いです。

寝室での孤独死の場合、想定されるケースはいくつかあります。床がタタミだと床下の確認も容易なのですが、フローリングの場合ですと床下まで体液がしみ込んでいるのかの確認は非常に困難です。表面上だけに体液が付着しているのであれば薬剤を用いた特殊清掃で対処できるのですが、床下やフローリング材の深くまで体液がしみ込んでいると判断した場合は工具を使用し汚染された床を切り取る必要があります。この作業に関しましては我々の一存ではおこなえないため、お客様に不動産管理会社と相談していただき、どこまで作業をおこなうかを決定していただいております。

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床を切り取るにはフローリング材の厚みと床下の構造を知っておく必要があります。家の構造やフローリング材の種類を知識として頭に入れておくのはもちろんですが、一目見ただけでは判断できないケースがほとんどなのでまずは汚染箇所の一部を小さく切り取り穴をあけることでフローリング材の厚みと床下の構造を判断します。こうしたステップを踏んでいないとフローリング材を支えるための根太と呼ばれる下地材までも切断してしまう恐れがあります。根太も汚染している場合は根太も切断するのですが、家の基礎に当たる部分は極力そのままにしておきたいので慎重に切り込みを入れる必要があります。

床下まで体液がしみ込んでコンクリートに付着していた場合は、まずは薬剤で清掃をおこなった後に薄く表面を削り、防臭剤やコーティング剤を使用して臭いをふさぎ込みます。表面を軽く削った時点で臭いはほとんどないのですが念には念をということでコーティングをしております。コーティング剤や防臭剤などの染料の付着をよくするためにプライマーと呼ばれる下塗り塗料で1度塗りをしたうえでコーティング剤や防臭剤を使用しています。

長期間発見されなかったマンションやアパートでも孤独死は下の階の部屋まで汚染が進んでいることもあり階下への工事も必要になることがあります。弊社でも経験があるのですが、下のお部屋の壁紙にまで体液が付着しており、壁一面が汚染していました。そうなってしまった場合、工事代金は膨れ上がってしまいます。
孤独死により階下まで汚染された特殊清掃現場(東京都世田谷区)

浴室での孤独死

浴室で孤独死が発見されることも多く、家の中の急激な温度差により血圧が大きく変動し、湿疹や心筋梗塞、脳梗塞などを起こしてしまうヒートショック現象が原因となっていることがほとんどです。
浴室での孤独死が発生した際には注意点が一つあります。絶対にたまった水や体液を流そうとしないでください。
体液をお風呂で流してしまうと排水管に体液が付着し、清掃・消臭することが非常に困難になります。特殊な薬剤を使用することで排水管の体液も除去することができますが、薬剤の単価も高く時間もかかることから追加の料金が発生してしまいます。最悪のケースですと特殊清掃では対応しきれず、排水管をすべて交換しなければならないこともあります。そうすると不動産管理会社から多額の請求を受けることとなりますので、くれぐれも浴室で孤独死が発生した場合は無理に自分できれいにしようと思わずそのままにしておいてください。

換気扇を回す方もいるのですが、これもかえって逆効果です。換気扇のダクト内や家の外にまで臭いを出してしまうことになるので近隣トラブルがよく発生しています。基本的に事故死現場は消臭の観点からも近隣住民への配慮の観点からも臭いは居室内にとどめておくことが望ましいです。屋外に付着してしまった悪臭を取り除くのは居室内の消臭よりも難易度が高く、余分に料金もかかってしまうので換気扇を回したくなる気持ちも分かりますが、そのままにしておくのがベストと言えます。

プラスチック製のユニットバスは遺体のたんぱく質がプラスチックにしみこんでしまいそれを完全に除去することはできなくなります。これをタンパク吸着といいます。タンパク吸着が発生したユニットバスには同色のコーティング剤を使用してタンパク吸着を見えなくする方法もありますが、基本的にはユニットバスの交換が必要とお考え下さい。
コーティング剤を使用するか交換が必要なのかは不動産管理会社とご相談ください。

トイレでの孤独死

特殊清掃の難易度が一番高いといいっても過言でないのがトイレでの孤独死です。トイレは狭いためそもそもの作業がしにくいという点もありますが、床下への汚染を確認するために便器を取り外す必要があったり、幅木(はばき)に汚染がしてあったりと特殊清掃の工程が増えやすい傾向にあります。トイレにはクッションフロアが使用されていることが多いため、それも幅木まで汚染してしまう要因となっています。幅木が汚染してしまうと確実といってもいいほど床下へも汚染が発生しているため床材はもちろん、床下の根太や基礎、石膏ボード(壁材)への施工も必要となってきます。
便器の取り換えが必要なので、便器の取り外し工賃・新しい便器代金・取付工賃などで便器の取り換えだけで10万円以上かかってしまうことが多いです。

冬場に数日で発見された孤独死の場合はクッションフロアの張替えと便器の徹底清掃により便器の取り換えが必要ない場合もあります。

自殺による孤独死

このページの最初で紹介したデータでは自殺者数は減少傾向とお伝えしましたが、平成30年では2万件を越える自殺は全校では発生しています。平成30年では137万人ほどが死亡しているので100人に1人以上が自殺によって死亡しているという非常に多い数字です。減少傾向ではあるものの、ニュースで聞いたこともあるかと思いますが先進国の中で日本は自殺死亡率トップというデータもあります。

自殺での孤独死は自殺の方法によって状況が大きく変わります。練炭自殺のように外的損傷のなく、計画性のある自殺の方法ですと周囲に連絡してあることも多く発見が早いことが多いので練炭臭を除去するだけで通常の遺品整理と変わらないこともあります。外的損傷が多い自殺の方法では多量の血液が床に流れ出ていたりと過酷な状況になっていることもあります。

特殊清掃の流れ

マインドカンパニーで特殊清掃のご依頼があったときの流れを紹介していきます。特殊清掃は一刻を争う事態ですので即日対応を心掛けているのですが、特に夏場などはありがたいことに非常に多くのご依頼をいただいておりますため、お伺いするのが夕方~夜間になってしまうこともあります。なるべく迅速にお伺いさせていただくよう最大限の努力はいたしますが、お時間を頂戴してしまう場合もございます。ご了承いただければと思います。

ご依頼・ご相談

まずはお客様から特殊清掃に関するご依頼・ご相談からです。事故死を発見したと同時にご相談をしていただくこともあるのですが、わたくしどもは警察の検死やDNA鑑定などがすべて終了し警察からの許可をいただかないと特殊清掃を始めることはできません。基本的には検死などが完了しない限り居室内への入室はできませんので、そのあとに見積もりとなります。
ただし、身内の方が事故死をしお焦りになっていることかと思いますので弊社にご相談いただければ、今できることや今後の流れについてしっかりとご説明させていただきますので、事故死が発生しましたらマインドカンパニーにご相談ください。

お見積り

検死やDNA鑑定で本人確認が完了したらお見積もりにお伺いさせていただきます。なるべくご連絡いただきました当日中にお伺いさせていただきますが、先ほども書きました通り多数のご依頼をいただいておりますので少々お時間をいただくこともありますのでご了承ください。
お見積もりにお伺いさせていただくのはスタッフ紹介に顔写真を掲載している鷹田・中川・菅原の3名のうち1名がお伺いさせていただきます。もしご指名がございましたらその旨をお伝えください。スタッフ紹介

お見積もりでは汚染がどこまで進んでいるかの確認をし、床下まで汚染している可能性があるのであればその旨をお話しさせていただきます。特殊清掃会社の中には「弊社は定額制です」とうたっている場合があるのですが、床を切断した床下を確認することまでできないお見積もり段階ではこの料金ですとお伝えすることは難しいです。もちろん見積もり段階で汚染のレベルを確認することができる現場であれば確定したお見積もり金額をお伝えすることも可能です。
ただし、正確な料金をお伝えしないわけではなく、「ここまで汚染されていたらこの追加作業が必要となるのでおいくらです」といった説明はさせていただいております。そして作業中に汚染のレベルを確認出来た際にはお客様や不動産管理会社などに連絡をさせていただき作業を追加させていただく旨のご説明をさせていただいております。
特殊清掃に合わせて遺品整理や原状回復リフォームなどのご要望がございましたらお見積もりに追加させていただきますので何なりとお申し付けください。

特殊清掃作業

お見積もりにご成約いただけましたら特殊清掃作業に移ります。仮にその場でご成約いただき、即作業をしてほしいということでありましたらすぐに作業に入らせていただきます。全ての作業を一日で完了することは難しく、ベッドマットなどの大きな荷物がある場合や、遺品整理などもご依頼いただいてる場合は後日の作業となります。
見積り後にすぐ作業できるレベルといたしましては、汚染物の処理と汚染箇所の清掃といった簡易的な作業のみになります。軽度の特殊清掃でありましたらこの段階で消臭以外は終わらすこともできます。

では特殊清掃の各作業についてもう少し深堀りしてご紹介していきます。中には企業秘密となっているものもありますので大体の流れとしてお考えいただければと思います。
同業他社へ:特殊清掃業界全体がステップアップできればと考えていますのでここで公開している情報はぜ参考にしてください。企業秘密となっている内容も弊社が登壇しているセミナーなどでは全て紹介しています。ご興味がございましたらご連絡ください。

除菌

まずは除菌作業から始めます。特殊清掃は除菌に始まり除菌に終わります。事故死現場には無数のウイルスや病原菌が浮遊しています。まずは入室に当たり除菌剤を散布をします。

マインドカンパニーでは高濃度の複合型二酸化塩素(製品名は明かせません)をフォグマスター(マイクロジェット型)で目に見えないミクロレベルの細かな霧状にして散布をおこない消毒したします。複合型二酸化塩素には消臭効果もありますのでこの時点で若干の臭いは抑えられています。
一般的に販売されている安定型二酸化塩素よりも経年劣化のリスクが低く主成分であるに参加塩素が安定しているため高い効果も期待できるため、マインドカンパニーでは複合型二酸化塩素を採用しております。

汚染物の処理

除菌が終了したら汚染物の処理をしていきます。ここでの汚染物とは体液などで汚れてしまった布団や生活用品などのことを指します。臭いが漏れてしまわないように布団などの圧縮袋に入れ、吸引することで臭いを閉じ込めることができます。この汚染物を搬出するときにもう一つ気にかけたいところが近隣住民への配慮です。汚染物を透明な袋に入れて体液や血液のついたのが目で見える状態で車両まで運ぶのは周りの住民からしたら気持ちのいいことではありません。血液を見るだけで貧血を起こしてしまう方もいるので最大限の配慮をしなければなりません。遺品整理と特殊清掃で異なるポイントはこういった部分にもあります。

特殊清掃

除菌と汚染物の処理が終わったら特殊清掃に移ります。家財の搬出がある場合、すべての工程をここでおこなうことができないこともありますので、工程の一部を家財の搬出後に回すこともあります。
汚染箇所にはいくつかの薬剤を使用し特殊清掃をおこなっていきます。薬剤の製品名は公開できませんが、この薬剤を使用することで以前よりも洗浄力は数段高くなり時間も短縮することができるようになっております。

家財の搬出

特殊清掃後に家財の搬出をおこないます。家財の搬出に関しては遺品整理と同じと考えている同業者も多数いるのですが特殊清掃と遺品整理の家財の搬出では異なるポイントがここでもあります。
特殊清掃だと遺族の方(依頼者)が部屋の中を確認できていないことや、重要書類などが見つかっていないことがよくあります。なので特殊清掃の家財お搬出では遺族が部屋の中に入れていない分、いつも以上にお客様にこの書類はどうするかなどの確認をしながら、この物の置き方だったらここに大事なものはしまわれてあるのではないかなどを想像しながら仕分けをおこなっていくことが重要となります。これをおこたってしまうとお客様にお返しすることのできた貴重品なども処分してしまうことになるので、同業他社には気を付けていただきたいと思います。

クロスはがし

事故死現場で消臭をするうえで必須と言えるのがクロスはがし(壁紙はがし)です。
クロスが臭いを吸収してしまっているのでクロスを張った状態で消臭をしても臭いが取れることはありません。また、消臭器をかけた後でクロスをはがそうとすると、クロスを石膏ボードに貼り付けているノリがオゾンと反応してしまいはがすのが非常に困難になってしまいます。なのでクロスはがしは家財搬出後、かつ清掃前におこなうのがマストと言えます。

ハウスクリーニング

マインドカンパニーが他社と違うポイントはここです。マインドカンパニーでは消臭の前に徹底したハウスクリーニングをおこないます。これにより消臭効果を最大限発揮することができます。なぜ消臭にハウスクリーニングが必要なのかと言いますと、非常にシンプルな理由です。ホコリや油汚れもクロスや家財と同じように臭いを吸っているからです。この徹底したハウスクリーニングをおこなっていないと消臭直後は消えたと思っても実は臭いが残っていたというトラブルになりかねません。人間の鼻の構造上、冬場や春先など乾燥している時期は匂いを敏感に感じることができません。なので湿度の低い日に引き渡しをされて、不動産を夏頃売却しようと思い再度家に行くと臭いがひどかったというトラブルの相談を受けたこともあります。

消臭・除菌

クロス剥がしや徹底したハウスクリーニングといった手順を踏んでやっと消臭作業です。質の悪い特殊清掃会社(呼びたくもないですが)だと「客は臭いなんて分からないし綺麗に見えればそれだけでいい」とひどいことを言う業者もいるのですが、適当な仕事で引き渡しをして結局お客様は私どものようなプロの特殊清掃会社に再度依頼していることを知らないのでしょう。知ったとしても気にしないのでしょう。恥ずかしながらそんな業者がいるのが特殊清掃業界の現実です。

消臭にはオゾンショックトリートメント法(OST法)を使い平均3日ほどの時間をかけて悪臭を完全消臭します。オゾンは臭い物質とぶつかることで臭い物質を酸化させ、分解することができます。
オゾンショックトリートメント法と徹底したハウスクリーニングは別の記事で詳細まで解説していますので、もし気になる方はそちらも合わせてご覧ください。
徹底消臭のための取り組みとオゾンショックトリートメント法について

ご確認・お引渡し

マインドカンパニーではここまでの作業をおこなったうえでお客様にご確認いただきお引き渡しをしています。万が一、ご確認いただいた際に至らぬ点やご不満な点がございましたら、お客様にご納得いただけるクオリティまで再施工をおこなっております。お客様にご満足いただくまでがサービスの一環だと思いマインドカンパニーは特殊清掃をおこなっております。

マインドカンパニーの対応力

繰り返しになりますが特殊清掃は一刻を争う作業です。そのためマインドカンパニーでは急なご依頼にも対応できるよう、2つの対策をしてあります。

移動車

遺品整理をともなう作業は基本的にはトラックを使用するので移動はトラックになります。多くの遺品整理会社では燃料費や交通費を抑えるためにトラックに複数人が乗り込んで移動をしているのですが、マインドカンパニーでは急な特殊清掃のご依頼にも対応できるよう1台多めに軽トラックに乗り作業に向かっております。ご依頼のなかった場合には交通費や燃料費が余分にかかってしまいますが、フットワークの軽さこそが特殊清掃では重要となりますのでこのような体制を整えています。
(少人数での作業や作業後に他の作業が入っていることもあるのでこの限りではない日もあります。)
スタッフの人数と車両の台数を同じだけ揃えている特殊清掃・遺品整理会社はおそらくマインドカンパニーのみかと思われます。

特殊清掃資材の携帯

軽トラックを1台多く使って作業に向かっているのですが、この軽トラックには特殊清掃の作業をすべて完了することができるだけの薬剤やオゾン発生機などの特殊清掃資材一式が積み込まれています。
オゾン発生機もスタッフの人数以上に揃えているマインドカンパニーだからこその対応力です。

マインドカンパニーでは急なご依頼にも即日対応していますので、何かありましたらまずはご気軽にご相談ください。

過去の実例

マインドカンパニーで今までおこなってきた作業の一部を紹介いたします。特殊清掃の技術はもちろん、ハウスクリーニングの技術もご覧いただけます。

ゴミ屋敷での孤独死による特殊清掃

埼玉県草加市での作業で、ゴミ屋敷状態で孤独死された現場の特殊営巣とゴミ屋敷整理をおこないました。
死後2ヶ月での発見、間取りは3LDK、荷物の量はトラック丸4台分、6日(うち3日は消臭)をかけての作業となりました。
死後約2ヶ月での発見でタタミの上で亡くなられていたのですが5月ということで気温もそこまで高くなかったことや、スタイロタタミと呼ばれる発泡スチロールの使われているタタミだったことから床下への汚染はありませんでした。ただし水周り(キッチン、洗面台、お風呂、トイレ)の汚れがひどく、徹底したハウスクリーニングが必要な作業でした。
荷物の搬出は2日で終了したのですがハウスクリーニングに丸一日を使用し手の作業となりました。

清掃の作業風景を撮影し、YouTubeに公開していますのでそちらも是非ご覧ください。

リビングのビフォーアフター

リビングのビフォーアフター


和室のビフォーアフター

和室のビフォーアフター


トイレのビフォーアフター

トイレのビフォーアフター

詳しくはこちらの記事でもご覧いただけます。ゴミ屋敷での孤独死の遺品整理と特殊清掃(埼玉県草加市)

「特殊清掃なごみパック」にオプション加えた作業

特殊清掃のサービスでご紹介したなごみパックにはオプションを追加することでさらなる高度な特殊清掃をおこなうことができます。
この作業は「自分たちで遺品整理はおこないたいが匂いや汚染がひどくて部屋に入ることができない」という依頼者様のご要望によりなごみパックでの特殊清掃をおこないました。
なごみパックでは床の切断や除去などはおこなっていないのですが、清掃だけでどうにかなるレベルの汚染ではなかったためオプションをご提案させていただきました。

なごみパックとオプション作業のビフォーアフター

なごみパックとオプション作業のビフォーアフター

詳しくはこちらの記事でもご覧いただけます。「特殊清掃なごみパック」にオプション加えた作業現場(東京都大田区)

マインドカンパニーのこだわり

我々マインドカンパニーは業界のトップを走り続けるためのこだわりを持って特殊清掃の作業をおこなっております。

消臭へのこだわり

マインドカンパニーでは以下の6つのポイントを消臭においてのこだわりとして持っています。
Deodorize

  1. 大工的な技術
  2. クリーニング技術
  3. 消臭剤等、薬剤の知識
  4. オゾン脱臭の知識(効果的な湿度管理等)
  5. 豊富な現場経験
  6. 充実した消臭設備

このポイントが1つでも欠けていると完全消臭は不可能です。マインドカンパニーだからこそできる消臭技術を持っています。

業界の未来へのこだわり

マインドカンパニーとして多くの特殊清掃人、遺品整理人を業界に排出して参りました。「教えるならお金をとれ」との外野からの声も多数ありましたが業界の未来のため、無償で指導をおこなっております。
ただし、むやみやたらにマインドカンパニーの技術を放出しているわけではございません。しっかりと面談をおこないこの人になら技術を教えることができて業界の健全化に努めることができると思った場合のみ技術をレクチャーしております。
新人の指導をするということは私どもにも責任感を与えてくれ、さらに新鮮な意見を取り入れることもできるのでマインドカンパニーとしても前向きな結果が生まれています。

遺品整理業界には当時1社のみしか協会が存在せず独占状態となっており、お客様に選択の余地があまりありませんでした。
そこで業界の公平化のために一般社団法人家財整理相談窓口を立ち上げ、代表の鷹田が理事として加盟しております。
一般社団法人家財整理相談窓口の活動内容としては消費者向けのセミナーや講座の開催、家財整理に関する相談窓口の設置、加盟企業向けのセミナーの開催や業界全体の健全化のための指導などをおこなっております。

不動産会社から選ばれています

マインドカンパニーのお客様には不動産管理会社様や大家様が多くいらっしゃいます。こうした企業などに選ばれる理由としては、やはり清掃と消臭のクオリティにあると考えております。
正直マインドカンパニーの特殊清掃は安くはありません。業務用の薬剤は単価が高いという点もありますが、これまで積み上げてきた知識と技術を惜しむことなく使用した作業は料金を抑えて行うことはできません。
それでもマインドカンパニーが選ばれ続けているというのは作業のクオリティで積み上げてきた不動産管理会社様や大家様からの信頼の表れと言えます。