特殊清掃とは、平たく言うと孤独死が発生してしまった部屋の現状回復をおこなう仕事です。
弊社のおこなっている特殊清掃の流れは以下の通りです。
- 除菌
- 汚染した荷物の処理
- 汚染箇所の簡易処理
- 家財の運び出し
- 汚染した箇所の特殊清掃
- 徹底したルームクリーニング
- オゾンショックトリートメント法での消臭
- 引き渡し
このようなステップを踏んで特殊清掃をおこなっております。
弊社の特殊清掃の特徴としては6番の徹底したルームクリーニングです。
多くの特殊清掃をおこなっている業者はこの部分を省略してしまうため、依頼者は臭いがなくなったと思い引き渡しをオッケーしてしまうのですがルームクリーニングをおこなっていないと臭いが消えるのは一時的で、不動産に引き渡すときにはまた臭いを感じるということがよくあります。
ではなぜルームクリーニングが必要なのか、そもそもオゾン消臭はどのような仕組みで臭いを消しているのかという2つのポイントについてお話していきます。
では冒頭で紹介したように弊社がなぜハウスクリーニングを徹底しておこなうのかという点についてです。
非常にシンプルな話なのですが、壁や天井にまでしみ込んでしまう悪臭は、お部屋の汚れやほこりもにおいがしみ込んでしまいます。なので徹底したルームクリーニングによって部屋全体をきれいにすることが完全消臭には必須と言えます。
残念なことに弊社には「特殊清掃会社に作業をしてもらったけどにおいが残っている」「完全消臭は無理と言われた」とレベルの低い特殊清掃会社に依頼をしてしまった方からの再施工の依頼が月に何本もございます。そもそも論、特殊清掃について理解していないのだろうなと感じてしまうほどのレベルの場合もあるのですが、汚染部分はきれいに処理されているが壁紙をはがしてあるだけで水回りなどは一切清掃されていないケースが多々あります。
レベルの低い業者が特殊清掃・消臭業界からいなくなるように消臭に関する協会なども立ち上がっているのですが知識と技術を持ち合わせていない業者が多数いるのが現在の状態です。弊社としても正しい特殊清掃会社の選び方や業界への正しい施工のアナウンスをおこなって参りますが、レベルの低い業者がいる現時点では特殊清掃でお悩みの方はまずマインドカンパニーにご相談いただければと思います。
特殊清掃業界に長年いると「気温が高くなると臭いが戻ってくる」という言葉を耳にするのですがこれは間違いです。確かに気温が高いとカビやバクテリアが増殖し、新たなニオイ物質が発生することで臭いはひどくなるのですが、元からしみ込んでしまっている悪臭がオゾン消臭によりいったん収まったわけではなく、湿度が低いと人間の鼻では臭いを敏感に感じることができないので湿度の低い乾燥した季節には、実はにおいが取れていなかったというトラブルが増えてしまいます。鼻と湿度の話の続きで、においに敏感な動物として犬が有名ですが犬の鼻は常に濡れていますよね?なので鼻がよく効くという仕組みで、それは人間と湿度の関係にも同じことが言えるのです。
さらに夏ににおいが戻ってくると勘違いしてしまうのが対流です。対流というのは簡単に言いますと空気の流れです。気温が上昇すると室内全体の空気が対流しやすくなるため、一部にとどまっていた悪臭が部屋全体、他の部屋まで臭いを運んでしまうのです。そうするとまた壁や天井ににおいがしみ込み…という悪循環が生まれてしまうのです。