ゴミ屋敷片付け費用の相場|間取り別の目安と17年の実績が示す業者選び

管理している部屋がゴミ屋敷になった場合、「片付け費用はいくらかかる?」「追加料金を請求されない?」と不安になる不動産管理会社様や大家様も多いのではないでしょうか。
孤独死を伴う場合は特殊清掃費用が上乗せされますが、基本は間取りとゴミの量で決まります。マインドカンパニーの料金表では1K・1Rが16.5万円〜22万円です。
この記事では、ゴミ屋敷の片付け費用の相場を解説します。間取り別の目安や追加費用が発生する要因、費用を抑える方法、業者の選び方に分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

2008年より特殊清掃の現場に従事|特殊清掃2,000件超
一般廃棄物収集運搬会社で8年間の業務経験を積み、2008年から遺品整理・特殊清掃の現場に従事。
孤独死現場をはじめ、ゴミ屋敷、汚部屋、カビ・ヤニ汚れ、火災・水害現場の復旧など、累計2,000件を超える現場に対応しています。
IICRC国際資格認定 TCST(特殊清掃)/FSRT(火災復旧)保有(IICRC登録番号:70139861)
ゴミ屋敷の片付け費用の相場
ゴミ屋敷の片付け費用は、間取り・ゴミの量、孤独死の有無によって大きく変わります。
自社物件の費用帯を把握するため、まずはこの2点を押さえておくことが重要です。
無料見積もりフォームから現状をお知らせいただければ、より正確な費用を算出できます。予算が明確になれば、次の入居者募集のスケジュールもスムーズに立てられるでしょう。
通常のゴミ屋敷(孤独死なし)の間取り別費用
孤独死を伴わない通常のゴミ屋敷の片付け費用は、間取りとゴミの量に比例して決まります。
ゴミが多いほどトラックや人員の手配が増え、作業費もかさむためです。
以下の表はマインドカンパニーの目安ですが、実際の金額は依頼する業者により異なります。
| 間取り | ゴミの量(2tトラック) | 料金の目安(税込) |
|---|---|---|
| 1K・1R | 1台 | 165,000〜220,000円 |
| 1LDK | 2台 | 330,000〜440,000円 |
| 2LDK | 3台 | 495,000〜660,000円 |
| 3LDK | 4台 | 660,000〜880,000円 |

2019年〜2021年の自社データ(東京・多摩地区)では、ご依頼の約8割が1Kや1Rでした。
単身者の部屋がゴミ屋敷化するケースは、決して珍しいトラブルではありません。
なお都心部の現場は、駐車場代などの経費がかさみ、郊外より割高になる傾向にあります。
ワンルーム物件を管理されている場合は、この相場を基準に予算を組んでおくとよいでしょう。
事前に費用感をつかむことで、次の入居者募集まで滞りなく進められるはずです。
孤独死を伴うゴミ屋敷の追加費用
孤独死が起きたゴミ屋敷の片付けは、通常の作業費に特殊清掃の料金が上乗せされます。
以下の表は、洋室(リビングや居室など)を例にした追加費用の目安です。
| 作業内容 | 料金の目安(税込) |
|---|---|
| 床上下の清掃 | 44,000〜110,000円 |
| 汚染した布団・マットレスの撤去 | 5,500〜19,800円 |
| 除菌剤による散布 | 16,500〜38,500円 |
| 汚染箇所の解体(範囲による) | 5,500〜110,000円 |
和室や浴室、トイレや玄関の土間なども、ほぼ同じ水準の料金がかかります。
ただし提示した金額はあくまで基準であり、実際の請求額は現場の状況次第で変動する仕組みです。
たとえば専用の除菌消臭器を設置する場合、1台につき1日33,000円の経費が発生します。
体液などの染み込みが深く、汚染レベルが深刻な現場では、機械を数日稼働させるケースも少なくありません。
ご遺体の発見が遅れるほど被害は拡大し、結果的に清掃費用も膨らむ点に留意しておきましょう。
ゴミ屋敷の片付け費用に幅がある理由
ゴミ屋敷の片付け費用は一律ではなく、金額に幅があります。
以下の3つの要因が現場ごとに絡み合って費用が決まるためです。
これらの要因を押さえておけば、見積もり金額が高くなる理由を事前に把握できます。
ゴミの量が多く処理費用が増える
ゴミの処分にかかる費用は、搬出に使うトラックの台数に応じて段階的に上がります。
運び出す量が増えるほど、人件費や運搬費、廃棄処理代が大きく膨らむためです。
ワンルームなら2t車1台分で収まりますが、広い物件では4台以上になることも珍しくありません。
また、可燃物や資源ゴミが混ざって山積み状態だと、手作業による分別に長い時間を要します。
現場での仕分けが難航するほど人員が追加され、コストがかさんでいくのです。

さらにアパート等の集合住宅は戸建てと違い、階段の有無など搬出経路が限られます。
こうした荷運びの難易度も料金に直結するため、事前の荷物量把握がスムーズな予算管理に役立つでしょう。
汚染がひどく消臭・除菌費用がかさむ
孤独死を伴うゴミ屋敷では、発見までの日数が長いほど汚染範囲が広がり、消臭・除菌にかかる費用も跳ね上がります。
体液などの腐敗物がゴミの下へ流れ込むと、表面的な清掃では臭いの元を取り除けないためです。
床上だけをきれいにして終わらせると、床下まで浸透した汚染を見逃し、後から追加で解体工事や防臭処理を行う事態になりかねません。
さらにマンション等の集合住宅は、階下へ被害が及ぶリスクへの警戒も必要です。
オゾン脱臭などの専用機材は数日間の稼働が必要になることも多く、日割りで費用が加算されていきます。

確実な原状回復のためにも、床下点検口から見えない部分まで調査する業者を選ぶとよいでしょう。
遺品整理や残置物の査定額が低い
ゴミ屋敷の片付けにかかる総額は、室内に残された遺品や家財の価値によっても変動します。
状態のよい家電や貴金属を買取査定に出すことで、売却益を清掃費用から差し引けるためです。
逆に、生活ゴミばかりで売れる品物がない現場では、こうした費用の相殺は期待できません。
マインドカンパニーの特殊清掃案件でも、遺品整理を伴うご依頼は全体の50.86%を占めています。
不用品の価値はご自身では判断しにくいため、見積もり時に買取の可能性も含めて相談するとよいでしょう。
なお、料金が算出される詳しい仕組みは、動画『【特殊清掃】見積もりの内訳 優良業者を見分けるポイントとは?』で解説しているので参考にしてください。
ゴミ屋敷の片付け費用を安く抑える方法
片付け費用を抑えるためには、以下の3つの方法が現実的な選択肢となります。
これらを実践するだけでも、見積もり金額を大きく下げることが可能です。
自分でできる範囲を片付けておく
分別や小型ゴミの処分を自分で進めておけば、業者に手配するトラックの台数を減らせます。
処分費用はトラック1台あたりの単価で計算されるため、事前に片付けておけばコスト削減が可能です。
たとえばチラシや空のペットボトルなど、自治体の回収に出せるものを捨てるだけでも負担は軽減されます。
あらかじめ可燃物や資源ゴミを分けておけば、業者が引き取る廃棄物の総量を大きく削ることが可能です。
ただし、体液や汚物が付着した形跡のある品物には絶対に触れず、自分で処理することは控えてください。
管理物件では入居者の私物や遺品が混在しているため、事前に業者へ作業範囲を相談しておくと安心です。
遺品や残置物を買取査定に出す
まだ使える家電や貴金属などが残っている場合、それらを買い取ってもらうことで清掃にかかる総額を安く抑えられます。
本来なら廃棄費用がかかる品物を現金化できれば、コストを大きく減らせるケースも少なくありません。
片付けと買取を別々の業者に頼むと手間がかかるため、古物商許可を持つ業者へ同時に依頼するとよいでしょう。
マインドカンパニーも古物商許可(第302192317437号)を取得しており、遺品整理と買取査定を一括でご依頼いただくことが可能です。
ただし、品物の状態や中古市場の需要によって実際の買取価格が変動する点には注意しておいてください。
事前の見積もり時に「売れそうな物があるか」を伝えておくことが、正確な予算を把握するコツです。
複数業者から相見積もりを取る
1社だけの見積もりでは比較対象がないため、提示金額の妥当性を客観的に判断できません。
そのため、同業他社2〜3社へ依頼し、極端に金額が乖離していないかを確認しましょう。
管理物件の原状回復においては、複数社を比較して発注先を決めるのが鉄則です。
相見積もりは時間がかかると思われがちですが、ほとんどの場合、数日で完了します。
業者を比べる際は合計金額だけでなく、必要のない項目が含まれていないかなど、作業ごとの内訳まで確認してください。
細かな項目をしっかりチェックすることが、最終的なコストを適正に抑える確実な手段になります。
ゴミ屋敷の片付けで後悔しない業者の選び方
悪徳業者とのトラブルを避けるには、契約前に以下の3点を確認することが有効です。
これらの3点を満たしているかどうかで、依頼先の信頼性が大きく変わります。
見積もり内容が明確かを確認する
費用の内訳が曖昧な業者に依頼すると、後から追加料金を請求されかねません。
見積もりは「汚染の広さ・拡散範囲・必要な作業」で決まるため、根拠を説明できるかが技術力の証明になります。
また「トラック1台〇〇円」等の定額プランは、全量を回収できるか現地での確認が欠かせません。
安さだけで選ぶと作業が不十分になり、再依頼でかえって高くつくケースもあるため要注意です。
作業ごとの金額が見積書に明記されているか、その場で必ずチェックしてください。
少しでも不安を感じる場合は、他社の無料見積もりを活用して比較してみましょう。
他社と比べることで、提示価格が適正かどうかを冷静に見極められます。
一般廃棄物収集運搬業などの許可を持っているかを確認する
無許可の業者に依頼すると不法投棄のリスクがあり、依頼主側も法的な責任を問われる恐れがあります。
そのため、一般廃棄物収集運搬業などの許可を適正に取得している業者を選ぶことが欠かせません。
マインドカンパニーは古物商許可を持ち、代表は収集運搬会社で8年の実務経験を積んできました。
さらに、事業活動総合保険にも加入し、不測の事態にも対応可能です。
石綿(アスベスト)作業主任者の資格も保有するため、老朽化物件の解体を伴う現場も安全に進められます。
契約を結ぶ前に、ホームページや担当者の説明を通じて、許可や資格、保険の有無を必ず確認しておきましょう。
施工実績や口コミが公開されているかを確認する
過去の作業実績や利用者の声が非公開の業者は、清掃の実力を正しく判断できません。
ホームページにあるビフォーアフターの写真などは、技術を測る大切な基準となります。
他社との比較を嫌がったり、作業日を不自然に遅らせたりする対応も危険なサインです。
誠実な会社であれば、依頼主に寄り添った迅速な対応を心がけるはずです。
なお、マインドカンパニーの代表は「孤独死脱臭マイスター」の講座で講師を務めました。
「孤独死脱臭マイスター」は一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会が認定する資格であり、プロを育成する確かな知見の証です。
悪質な業者を避けて納得のいく依頼をするための注意点は、関連記事『特殊清掃の悪質業者11の特徴|失敗しない業者選びのポイントを解説』をご覧ください。

ゴミ屋敷の片付けを依頼した実際の費用事例
業者に片付けを依頼した場合、どれくらいの費用がかかるのか不安な方も多いでしょう。
ここでは、実際にマインドカンパニーが対応した事例を紹介します。
いずれも実際の見積もり内訳を公開しているので、依頼を検討する際の参考にしてください。
神奈川県川崎市の2DKでゴミ屋敷を片付けた事例
神奈川県川崎市の2DKでは、フリーランスの漫画家の方が孤独死し、死後約4ヶ月で発見された現場に対応しました。
荷物の量は2tトラック3台分にのぼり、作業日数は6日間(うち消臭作業3日間)です。
床が見えないほどのセルフネグレクト(自己放棄)状態でしたが、堆積していたのは生活ゴミよりも漫画・雑誌類が中心で、汚染は表面清掃で対応でき、解体は不要でした。
見た目の状態が深刻でも、汚染の種類や範囲によっては解体を伴わずに対応できるケースがあることがわかる事例といえます。


費用の内訳は以下の通りです。
| 作業内容 | 費用 |
|---|---|
| 遺品整理 | 560,000円 |
| 特殊清掃 | 332,000円 |
| 合計(税込) | 963,360円 |
川崎市川崎区の1Kで原状回復工事を行った事例
汚染が進行していたため、床材や壁紙まで貼り替えました。
リフォーム工事まで必要だったため、原状回復工事完了まで計14日間かかっています。
川崎市川崎区の1Kアパートでは、死後2ヶ月で発見され、蛆・ハエが多数発生していた現場に対応しました。
大家様が同業2社に相見積もりを取ったうえで、翌日にはマインドカンパニーへ発注を決めています。


1Kのため荷物量自体は少なかったものの、体液がカーペットに染み込んでおり、クロスの全面剥がし・張替えと、床材をカーペットからクッションフロアへ変更する原状回復工事が必要でした。


大家様のご要望でエアコンも撤去しました。相見積もり後、即座に発注いただいた速さが、原状回復の完了までの期間短縮につながった事例です。
費用の内訳は以下の通りです。
| 作業内容 | 費用 |
|---|---|
| 遺品整理 | 110,000円 |
| 特殊清掃 | 185,000円 |
| 原状回復工事 | 205,200円 |
| 合計(税込)※当時8% | 540,216円 |
東京都世田谷区で階下汚染にも対応した事例
東京都世田谷区のマンション3階の例では、他社が床上のみを清掃し、マインドカンパニーがやり直しを行いました。
作業開始から3週間で引き渡し完了しています。
床下点検口から確認すると血液・体液が浸透しており、床解体・防臭処理・クロス張替えが必要と判明しました。
真下(2階)への汚染拡大も確認され、階下の原状回復工事まで実施しています(費用は3階側が全額負担)。


3階の床解体・床下清掃・防臭コーティング・クッションフロア張替えに加え、2階の壁紙(クロス)を剥がして石膏ボードを削り、パテ補修と防臭クロスの張り替えを実施した現場です。


このように、経験不足による表面清掃のやり直しや階下汚染の確認漏れは、追加費用が高額化する原因となります。
費用の内訳は以下の通りです。
| 作業内容 | 費用 |
|---|---|
| 特殊清掃 | 169,000円 |
| 原状回復工事 | 578,000円 |
| 合計(税込)※当時8% | 806,760円 |
階下への汚染拡大を含む詳しい作業内容は『孤独死により階下まで汚染された特殊清掃現場(東京都世田谷区)』でも紹介しています。

ゴミ屋敷 片付け 費用に関するよくある質問
ここでは、ゴミ屋敷の片付け費用に関してよく寄せられる質問にお答えします。
実家のゴミ屋敷を片付ける費用はいくらですか?
マインドカンパニーでは、1K〜1Rで16.5万〜22万円、3LDKで66万〜88万円が目安です。
孤独死を伴う場合は、この金額に特殊清掃費用が上乗せされます。
実際の金額は現場の汚染状況によって変わるため、正確な金額は無料見積もりで確認してください。
お金がない場合はどうしたらいいですか?
手元に資金がない場合は、ご自身での事前片付けや価値ある遺品の買取、分割払いの活用で費用の負担を減らすのが確実です。
公的支援制度の利用や、相続人や連帯保証人における支払い義務の順序は状況ごとに異なるため、個別に確認してみてください。
まずは無料見積もりで実際の費用感を正しく把握し、予算に応じた無理のない解決策を業者へ相談をおすすめします。
ゴミ屋敷は何日くらいで片付きますか?
通常のゴミ屋敷であれば、部屋の広さや廃棄物の量にもよりますが、おおむね1日から2日程度で作業が終わる傾向にあります。
ただし孤独死を伴うなど、特殊清掃や大がかりな原状回復工事が必要な現場では、完了までに2〜3週間ほどかかるケースも珍しくありません。
実際の状況によってスケジュールは大きく変動するため、現地の見積もり時に正確な作業日数を提示してもらうと安心です。
ゴミ屋敷を放置すると、他の入居者に影響はありますか?
悪臭や害虫が隣室へ広がる可能性が高く、他の入居者からのクレームや退去といった深刻な影響を及ぼします。
ゴキブリやハエなどの害虫は壁の隙間や排水管を伝って移動し、周囲の住戸へ被害を拡大させる原因になりかねません。
家賃収入の減少という二次被害を防ぐためにも、早期に専門業者へ片付けと消臭・除菌を依頼して事態を収束させましょう。
ゴミ屋敷の片付け費用は間取りと業者選びで大きく変わる
ゴミ屋敷の片付け費用は、間取りやゴミの量に加え、孤独死に伴う特殊清掃の有無によって総額が大きく変動します。
費用の負担を減らすためには、可能な範囲での事前片付けや遺品の買取査定、複数社での相見積もりを必ず行いましょう。
不当な追加請求を避けるためにも、費用の内訳が明確な見積書や、必要な許可と過去の施工実績を確認しておくことが大切です。
マインドカンパニーの無料見積もりなら、経験豊富なプロが正確な予算を算出するため、想定外の追加費用が発生することはありません。
最短で原状回復を行い、安心して次の入居者募集を始めたい不動産管理会社様はお気軽にご相談ください。
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