親が孤独死…警察の対応や葬儀、特殊清掃までの流れを解説|東京・神奈川・千葉・埼玉エリアの特殊清掃ならマインドカンパニーにまで

親が孤独死…警察の対応や葬儀、特殊清掃までの流れを解説

親が孤独死…警察の対応や葬儀、特殊清掃までの流れを解説

 

そもそも孤独死とは?

孤独死とは、誰にも看取られることなく一人で亡くなり、その状態がしばらく発見されなかったことを指します。御存知の通り、孤独死は直近10年ほどで急激に増加しており、高齢化社会や単身世帯の増加が一因とされています。孤独死は自然死や病死が多いですが、中には事故や自殺といったケースも含まれることがあります。

孤独死が発生すると、発見時の状況や手続きが通常の死とは異なり、特別な対応が必要になることがあります。例えば、遺体が長期間放置されることで、腐敗が進み臭いや汚染が発生することがあります。また、事件性の有無を確認するために警察の捜査が必要になることもあります。

親の孤独死を発見した時の状況と警察への対応

親が孤独死しているのを発見した場合、まず冷静に対応することが重要です。動揺する気持ちを抑え、適切な手順を踏むことでその後の手続きがスムーズに進みます。

第一に行うべきことは警察への連絡です。110番通報をして、現場の状況を正確に伝えます。この際、遺体の状態や部屋の状況についてできる限り詳細に報告することが重要です。

また、現場をできるだけそのままの状態で保つように注意し、室内の状況や証拠が損なわれないよう配慮してください。

警察の現場検証が終わるまで入室できない

孤独死の現場では、警察による現場検証が必ず行われます。現場検証により死因や事件性の有無が確認されます。

現場に立ち入ることは、遺族といえども検証が終了するまでは基本的に禁止されています。検証中は遺族としてできることは限られていますが、警察が指示する必要事項に対応するようにしましょう。

通常1~2日で終わるが長引くことも

現場検証は通常1~2日で完了しますが、状況によってはさらに時間がかかることがあります。たとえば、死因が明確でない場合や複数の要因が絡んでいる場合には、追加の調査が必要になることがあります。

遺族としては、終わるまでの間、他の手続きや必要な準備を進めることをおすすめします。特に葬儀や遺品整理に関する情報を集めたり、信頼できる業者を探したりすることで、後の手続きをスムーズに進めることができます。警察からの連絡が入るまでは、冷静に待機し、必要な手配を進めるよう心がけましょう。

警察から遺体が引き渡されて葬儀を行う

警察による検証が完了すると、遺体は遺族に引き渡されます。この段階で遺族は葬儀の準備を進めることになります。葬儀の形式や予算に応じて、最適な方法を選ぶようにしましょう。

ここでは、遺体引き渡し後の一般的な流れと注意点について解説します。

遺体を保管してある葬儀場で火葬するのが一般的

孤独死の場合、遺体は通常、警察の指定する施設で一時的に保管されます。検証終了後、遺体は葬儀社に引き渡され、葬儀場に移されます。

孤独の場合、警察から遺体が引き渡された葬儀場で火葬を行うのが一般的です。火葬の手続きは葬儀社がサポートしてくれるため、遺族は詳細な準備に追われることなく安心して任せることができます。

特殊清掃で汚染箇所の清掃や消臭・消毒を行なう

孤独死が発生した部屋では、遺体の腐敗が進むことで臭いや汚染が広がり、通常のハウスクリーニングのような清掃では対応が難しいです。その場合、専門の特殊清掃業者に依頼する必要があります。

孤独死の発生した部屋は臭いで入室すら難しい

孤独死の現場では、遺体が発見されるまでの間に腐敗が進行し、部屋全体に強い臭気が広がることがあります。この臭いは簡単な換気や市販の消臭剤では取り除くことが難しく、遺族が現場に入ることすら困難になることが一般的です。また、汚染された箇所には病原菌や害虫が発生するリスクもあるため、専門的な清掃が必要となります。

特殊清掃とは

特殊清掃とは、孤独死や事件現場など、通常の清掃では対応できない特殊な状況に対して行われる清掃サービスのことを指します。この作業には、臭いの元となる汚染物質の除去、消臭、消毒が含まれます。さらに、必要に応じて床材や壁紙の解体・リフォームなども行われることがあります。

賃貸の場合は大家・オーナーと原状復帰について相談する

親が賃貸物件に住んでおり、賃貸で孤独死が発生した場合、部屋の原状復帰について大家やオーナーと相談することが重要です。特殊清掃の費用は一般的に遺族が負担することになりますが、場合によっては保険が適用されることもあります。

また、原状復帰の範囲や費用負担について明確にするために、契約書の内容を確認することが必要です。適切な対応を取ることで、後々のトラブルを回したり、費用を最小限に抑えることができます。

遺品整理で形見分けや必要物の捜索を行う

特殊清掃のあとは遺品整理を進めていく必要があります。しかし、特殊清掃のあととはいえ、まだ完全消臭はできていないため、そのまま遺族が遺品整理を行うのはこんなんです。

遺品整理は特殊清掃会社にそのまま依頼できる

遺品整理は、特殊清掃を担当した業者にそのまま依頼できるケースが多くあります。清掃作業と並行して遺品整理を進めることが可能となり、時間と労力を大幅に節約することができます。特殊清掃会社は、遺族の要望に応じて貴重品の探索や重要書類の確認を行いながら、不要品の処分も一括して対応してくれます。

特に、孤独死現場では心理的な負担が大きくなるため、専門業者に依頼することで心身の負担を軽減することが期待できます。依頼する際には、業者の信頼性や料金プランを十分に確認し、適切な契約を結ぶことが重要です。

親が孤独死した際に特殊清掃や遺品整理を行うときの注意点

親の孤独死による特殊清掃や遺品整理を行う際には、事前に知っておくべき注意点がいくつかあります。これらのポイントを押さえることで、手続きをスムーズに進めるとともに、不必要なトラブルを回避することができます。

相続や財産分与は作業前に話を進めておく

親の孤独死で、特殊清掃や遺品整理を開始する前に、相続や財産分与について家族や関係者間で話し合いを進めておくことが重要です。遺品の中には財産や貴重品が含まれている場合があり、それらを適切に分配するためには、事前の合意が欠かせません。これを作業後に進めてしまうと、トラブルが発生するリスクがあります。

また、弁護士や税理士に相談して、法的な手続きを進めることも検討してください。専門家のサポートを受けることで、複雑な財産分与をスムーズに進めることが可能になります。

焦って業者に依頼しない

特殊清掃や遺品整理の必要性が発生すると、遺族は急いで業者を探してしまうことがあります。しかし、焦って決定すると信頼性の低い業者を選んでしまうリスクがあります。悪質な業者に依頼してしまうと、高額な請求や不適切な対応が発生する可能性があるため、慎重に選ぶことが重要です。

業者を選ぶ際には、ウェブサイトを隅々まで確認し「どんな資格があるのか?」「どんな許認可があるのか?」「開業前の経験と開業後の経験が何年あるのか?孤独死の作業経験が何千件あるのか?」をご自分の目で調べつくした上で見積もりを取ることを推奨します。実績や資格を持つ専門業者を選ぶことで、安心して作業を任せることができます。

急いでいても必ず無料の見積もりから依頼する

特殊清掃や遺品整理を依頼する際には、無料見積もりを取得することを忘れないようにしてください。見積もりを取ることで、作業内容や料金の詳細を事前に確認でき、予算オーバーや予期せぬ追加料金を防ぐことができます。

特に急いでいる場合でも、複数の業者から見積もりを取ることで、最適なサービスを提供してくれる業者を選ぶことができます。また、見積もり時に対応が丁寧で信頼できる業者を選ぶことが、後のトラブルを回避するポイントです。

まとめ

本記事では、親が孤独死した場合の対応について、警察への連絡、葬儀、特殊清掃、遺品整理までの流れを詳しく解説しました。親の孤独死という状況に直面することは非常に困難ですが、冷静に対応し、適切な手続きを踏むことで、遺族の負担を最小限に抑えることができます。

特に、警察の対応や特殊清掃、遺品整理に関しては、それぞれの注意点を事前に把握しておくことが重要です。また、信頼できる業者を選ぶことや、無料見積もりを活用して透明性のある取引を行うことも、スムーズな進行につながります。

孤独死は社会全体で向き合うべき課題であり、予防や対応には地域社会や家族の協力が不可欠です。今回の記事が、万が一の際の参考となり、少しでも安心感を与える助けになれば幸いです。

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