床下浸水だと消毒不要は本当?消毒のメリットとかかる費用について|東京・神奈川・千葉・埼玉エリアの特殊清掃ならマインドカンパニーにまで

床下浸水だと消毒不要は本当?消毒のメリットとかかる費用について

床下浸水だと消毒不要は本当?消毒のメリットとかかる費用について

床下浸水の被害から復旧するためには、水抜きと乾燥が主な作業内容となっています。
溜まっている水を抜くことはもちろん、濡れた状態が続くと害虫やカビ・腐食が発生するリスクがあるため、しっかりと乾燥させることも重要です。
しかし、床下浸水の復旧を業者に依頼すると、多くの場合で乾燥後に消毒作業も行うことを提案されます。
この記事では、床下浸水の水抜きと乾燥後に消毒をする必要はあるのか、メリット・デメリットや費用についてご紹介します。

厚生労働省では床下浸水では原則として消毒不要としている

まず、公的な情報からお伝えすると、厚生労働省をはじめ各都道府県では、床下浸水の場合は消毒を不要としています。
床や家具、食器類などが浸水してしまった場合には、次亜塩素酸ナトリウムや消毒用アルコールでの消毒を推奨していますが、床下や屋外は原則不要とアナウンスされているのです。
消毒が不要な理由について、具体的な内容は記載されていませんが、狭い床下での作業が危険なこと、消石灰などを経験のない一般の方が使用するのは難しいことなどが理由として考えられます。

参考:厚生労働省「被災した家屋での感染症対策

床下浸水後に消毒をするメリット・デメリット

では、なぜ厚生労働省では床下の消毒を原則不要としているにも関わらず、専門業者は消毒を提案するのでしょうか。

もちろん、「作業工程が増えるとそれだけ儲かる」という理由で提案するひどい業者がいることも考えられますが、床下の消毒は依頼者にとってもメリットがあることも事実です。
ここでは、浸水後に床下を消毒するメリット・デメリットについてご紹介します。

メリット

床下を消毒するメリットは、そのままの理由になりますが残った病原菌やウイルスを取り除くことができるという点です。

特に、河川の氾濫により床下浸水が発生した場合、汚水や汚泥には病原菌やウイルスが存在していることが多くあります。
基本的には排水と乾燥によってそれらの病原菌やウイルスを取り除くことができますが、狭い床下では汚泥を完全に取り除くのが難しい場所もあります。
そういった場所も含めて床下を全面的に消毒できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
実際に、大阪市旭区では「汚泥等が取り除きにくい場所等は消毒を実施してください」ともアナウンスしています。

参考:大阪市旭区「浸水被害発生時の消毒方法について

デメリット

床下浸水で消毒をするデメリットとしては、一番は時間と手間、そしてお金がかかるということでしょう。
自分で作業する場合は、薬剤や消石灰などを使用することになるため、準備や安全対策がどうしても必要になります。
業者に依頼する場合は、水抜きと乾燥以外の工程が追加されるため、消毒費用が追加で必要となります。
こういったメリットとデメリットを天秤にかけて、費用がかかっても安心・健康のために消毒しておきたいと考える方は、実際に多くいらっしゃいます。

床下浸水の消毒にかかる費用の相場

床下浸水の消毒にかかる費用についてですが、自分で行う場合は道具などを揃えても1万円程度の予算で作業できるでしょう。ただし、費用を抑えるために必要な装備を揃えずに作業するのは、健康被害へとつながる可能性がありますので、お控えください。
業者に依頼する場合、水抜きから消毒まですべての作業を行うと30∼60万円ほど、消毒のみの場合は10万円程度が相場でしょう。
自分で作業をするほうが大幅に予算を抑えることはできますが、基本的に復旧作業は業者に依頼することを推奨しています。
その理由については、このあと詳しく解説いたします。

床下浸水の復旧作業はすべて業者に任せるべき?自分でもできる作業はある?

では最後に、床下浸水の復旧作業はすべて業者に任せるべきなのか、自分でもできる作業はあるのかをご紹介します。

業者に依頼するメリット

業者に依頼するメリットとしては、主に以下の3点が挙げられます。

  • 怪我や感染症のリスクを負わなくていい
  • 業務用の機材でカビや害虫の発生リスクを下げられる
  • 復旧までの期間が短くなる
業者に依頼することで自分で作業をしなくて済むのはもちろんですが、業務用の機材を適切に使用することにより、より迅速に水抜き後の乾燥作業を進めることができます。
生乾きの状態が続くと、カビやシロアリなどが発生するリスクが高まるため、それを防ぐためには強力な送風機が必要です。
また、復旧作業のノウハウを持っている業者に依頼することで、復旧までの期間が短くなるのもメリットとして挙げられます。
業者に依頼することで、なるべく早く、そして安全に復旧作業を進めることができるのです。

自分で作業するメリット

自分で作業するメリットは、やはり費用を抑えることができるという点が大きいでしょう。
前述の通り、床下浸水の復旧を業者に依頼すると30∼60万円の費用がかかってしまうため、決して安くはない費用を負担しなければいけません。
なお、床下浸水の被害は基本的に火災保険の適用外となっています。その理由や火災保険以外でもらえるお金については、以下の記事で解説しています。

床下浸水では火災保険が出ないのは本当?保証を受ける方法はある?

基本的には業者に依頼するのが無難な選択

床下浸水の復旧は、水抜き・乾燥・消毒と、作業工程としては単純で難しくないように思うかもしれません。
しかし、床下浸水の復旧作業には、汚水や汚泥に含まれているウイルス等で感染症を引き起こす可能性や、ガラスなどが紛れていて怪我をする可能性があります。
また、床下の狭い空間での作業は慣れていなければ大変難しく、心身の疲労もとても大きなものとなります。
そのため、基本的には床下浸水の復旧作業は業者に依頼することを推奨しています。

まとめ

厚生労働省や各都道府県では、床下浸水の場合は消毒は原則不要とアナウンスしています。
しかし、原則不要と理解した上で、健康や安心のために消毒を依頼される方は多くいらっしゃいます。
予算の都合上、消毒まで作業ができないケースもあるとは思いますが、まずは消毒まで含めた作業の見積もりを業者にとってみることをおすすめします。
床下浸水でお困りごとがありましたら、まずは当社マインドカンパニーにご相談ください


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