【総額把握】遺品整理費用と空室期間短縮のコツ|大家様が取るべき発注術

孤独死が起きた部屋の遺品整理後はいつから入居者を募集できる?
特殊清掃や原状回復と重なって期間が長引く
複数物件での突発的な費用予算はどう立てたらいい?
孤独死や事故死など、特殊清掃を伴う現場の対応に追われるなかで、遺品整理や次の入居募集といった先の見通しが立たずに困っている大家様も多いのではないでしょうか。
凄惨な現場において、遺品整理の遅れは原状回復や次の入居募集の遅れに直結し、家賃収入の機会損失を生みます。
早期復旧を阻む最大の要因は「業者の選定ミス」です。
遺品整理と特殊清掃を別々の業者に依頼した場合、特殊清掃の知識を持たない遺品整理業者が作業に入ることで、意図せず汚染範囲を室外まで広げてしまいかねません。
その結果、費用も工期も余計にかかるリスクがあります。
本記事では、業歴17年・2,000件以上の施工実績があるマインドカンパニーが「遺品整理費用と空室期間短縮のポイント」について、以下の内容を解説します。
- 遺品整理費用の基本相場
- 遺品整理費用が空室期間に影響する理由
- 費用を抑えながら空室期間を短縮する方法
- 複数物件を管理する場合の年間予算化のコツ
本記事を読めば、遺品整理費用と空室期間の見通しが立ち、次の入居募集の計画が立てやすくなります。ぜひ最後までお読みください。
なお、原状回復費用の負担割合や請求の可否は、契約内容や状況により異なります。まずはお電話(0120-176-646)または無料相談フォームからお気軽にご相談ください。
現在の状況をお聞かせいただくだけでも、次に打つべき手立てが明確になります。

2008年より特殊清掃の現場に従事|特殊清掃2,000件超
一般廃棄物収集運搬会社で8年間の業務経験を積み、2008年から遺品整理・特殊清掃の現場に従事。
孤独死現場をはじめ、ゴミ屋敷、汚部屋、カビ・ヤニ汚れ、火災・水害現場の復旧など、累計2,000件を超える現場に対応しています。
IICRC国際資格認定 TCST(特殊清掃)/FSRT(火災復旧)保有(IICRC登録番号:70139861)
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2,000件以上の現場経験から、状況に合った対応をご提案します。
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大家様や管理会社が知っておくべき遺品整理費用の基本相場
孤独死や事故死の現場では、遺品整理と特殊清掃をセットで依頼するのが一般的です。
費用は「間取り」「残置物の量」「発見までの日数(汚染の進行度)」によって大きく変動します。
【マインドカンパニーの料金目安】
| 発生場所・状況 | 遺品整理なし | 遺品整理あり |
|---|---|---|
| ・1Kマンション洋室 ・1Kアパート和室 | 27.5万円〜38.5万円 | 33万円〜55万円 |
| ・浴室(風呂場) ・トイレ ・土間(玄関) | 22万円〜38.5万円 | 27.5万円〜60.5万円 |
例えば同じ1Kでも「死後3日・荷物少」と「死後1ヶ月・ゴミ屋敷状態」では、床下解体の有無や消臭工数が異なるため、上記のような価格差が生じるのです。
上記はマインドカンパニーの料金表に基づく目安であり、依頼先の業者や残置物の量、汚染範囲によって料金は変動します。
なお、費用の総額や内訳、誰が支払うのかについて詳しく知りたい方は、関連記事『【孤独死の片付け費用】総額は?誰が払う?料金相場と内訳・安く抑える方法』も読んでみてください。

遺品整理の遅れが空室期間の長さを延ばす理由
遺品整理が完了しないと原状回復工事や入居募集の開始も後ろ倒しになり、1日の遅れが年間の空室損失として積み重なります。
遺品整理に遅れが生じる主な原因は、次の2つです。
- 残置物が多いと物理的に日数がかかる
- 誰が遺産相続するかで親族間が揉めている
それぞれ詳しく解説します。
残置物が多いと物理的に日数がかかる
遺品整理が長引きやすいのは、残置物が多い現場です。荷物の量が多いほど仕分けや搬出に時間がかかります。
遺品整理は単にゴミとして処分するわけではなく、現金や通帳などの貴重品、重要書類、思い出の品などを慎重に探索・分別しなければなりません。
また、自治体のルールに従って可燃物や不燃物、リサイクル品などを細かく仕分けるため、作業工数は荷物の量に比例して増大します。
実際に、荷物の総量がトラック数台分に及ぶ現場では、仕分けと搬出だけで数日かかるケースも少なくありません。
さらに、孤独死などで発見が遅れたうえに残置物が多ければ、体液や害虫による汚染が周囲の家財にまで及んでいる可能性が高くなります。
汚染された荷物は、外部へ臭いや汚れが漏れないよう密閉梱包しながら慎重に運び出す必要があるため、通常の搬出よりもさらにペースが落ちてしまいます。
誰が遺産相続するかで親族間が揉めている
遺品整理が長期化してしまうもう一つの大きな要因は、複数の親族間で「誰が遺産を引き継ぐか(あるいは放棄するか)」という話し合いが難航しているケースです。
遺品整理や特殊清掃の作業費用は、原則として相続人が負担するルールです。
しかし、「誰がその高額な費用を立て替えるのか」が決まらない限り、誰も責任を負いたがらず業者への手配がストップしてしまいます。
だからといって、空室期間を避けたい大家様や管理会社が、相続人の承諾を得ないまま独断で原状回復を始めてしまうのは大変危険です。
事後になって「大切な遺品を勝手に捨てられた」「高額な清掃費用を一方的に請求された」と、長期間の損害賠償トラブルに発展した事例も実際に存在します。
大家様としては一刻も早く着工したいところですが、相続人との合意形成を丁寧に進めることが結果的に後々のトラブルを防ぎ、スムーズに原状回復や入居募集を進めるための近道となります。
遺品整理費用を抑えながら空室期間を短縮する方法
空室期間を短縮し、速やかに入居募集を再開するためには、以下の2点を実行してください。
- 特殊清掃と遺品整理のワンストップ発注
- 着手可能日と工程表を基準にした業者選定
それぞれ詳しく解説します。
特殊清掃と遺品整理のワンストップ発注
遺品整理と特殊清掃は、同じ業者へ一括で依頼することをおすすめします。
別々の会社に作業を分けると、室内の汚染範囲が想定以上に広がりかねません。
特殊清掃の経験が浅い業者が遺品整理を行うと、汚染箇所を踏んだまま室内を歩き回ってしまうケースがあります。
その結果、本来清掃が不要だった廊下やエレベーターなど部屋の外まで汚染を広げてしまうのです。
そうなれば、本来は不要だった費用や工期まで、余分にかかってしまいます。
マインドカンパニーは遺品整理も行っており、防護服や専用の足カバーを装着して作業を行います。
すべての工程をワンストップで任せれば、手戻りを防ぎ着手から完了までの期間を短縮可能です。
ワンストップ対応については、関連動画『【不動産管理会社必見】孤独死が発生した後によくある、間違いだらけの対応集』でも解説しています。
着手可能日と工程表を基準にした業者選定
遺品整理の依頼では、見積もり金額に加えて着手可能日と工程表の事前確認を行ってください。
業者によって、現地調査から作業開始までの待機期間は異なります。 料金の比較に時間をかけすぎると、かえって実際の着手日が遅れかねません。
早く動ける業者を選べば、原状回復や入居募集の時期も前倒しが可能です。
実際にマインドカンパニーでは、作業開始から14日間で引き渡しを終えています。
神奈川県川崎市川崎区の賃貸アパート(1K)では、死後2か月で発見された孤独死現場に対応しました。
遺品整理と特殊清掃を初日に実施し、オゾン脱臭・空気中和・完全消臭確認を経ています。
その後、7日目から原状回復工事に着手し、14日目に引き渡しました。


大家様の希望で床材をクッションフロアに張り替え、壁紙も防臭に適したビニールクロスに交換しています。


次の入居者が事故物件だったと気にならないレベルまで原状回復した事例です。
ワンストップ対応で早期に着手して計画通りに進めれば、空室期間を大きく縮められます。
今回の川崎市での詳しい作業事例は、関連記事『賃貸アパートでの孤独死による特殊清掃と原状回復工事(川崎市川崎区)』をご覧ください。

複数物件の遺品整理費用を年間で予算化するコツ
複数物件を管理していると、遺品整理費用が発生するたびに個別対応になりがちで、年間の予算が見えにくいのが実情です。
年間ベースで予算化するためのポイントは次の2つです。
- 物件ごとの遺品整理費用データ蓄積
- 複数物件の一括依頼によるコスト比較
それぞれ詳しく解説します。
物件ごとの遺品整理費用データ蓄積
遺品整理が発生した際は、物件ごとの費用や工期をデータとして蓄積しておきましょう。
室内の荷物量や発見までの日数で、片付けにかかる費用は大きく変動します。
過去の実績データが手元になければ、いざという時の概算すら立てられません。記録しておけば、似たような物件の予算想定に役立つはずです。
参考として、金額に加えて以下の4点もセットで記録に残してください。
- 間取り
- 発見までの日数
- 残置物の搬出トラック数
- 床下解体の有無
地道にデータを蓄積していくことで、複数物件を保有する大家様ほど年間予算計画がスムーズにまとまります。
もし自社に実績がなく費用感がつかめないとお困りの場合は、無料見積もりを活用してあらかじめ概算を把握しておくのも一つの方法です。
複数物件の一括依頼によるコスト比較
複数物件を管理している場合は、特定の業者への一括依頼をおすすめします。
発注先を一つに絞ることで費用を比較する基準ができ、年間の予算管理が容易になります。
その都度、違う業者を使うと、料金体系や作業範囲が異なり、金額の妥当性を比較できません。
マインドカンパニーでは、窓口を一本化したい大家様や管理会社から継続的な依頼を多数受けております。
管理する物件が増えたとしても、依頼先を一つに絞って費用や作業範囲の基準を統一することで、毎回業者を探したり見積もりを比較したりする手間が省け、業務負担の軽減効果は大きくなるはずです。
年間の遺品整理・特殊清掃費用を見通してスムーズな予算計画を立てたい方は、無料相談フォームからお気軽にご相談ください。
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2,000件以上の現場経験から、状況に合った対応をご提案します。
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遺品整理費用に関するよくある質問
ここでは、大家様からよくいただく質問をまとめました。
遺品整理費用は誰が負担するのですか?
原則として、費用は故人の相続人が負担します。
ただし相続人がいない場合や、相続人が見つからない場合には、連帯保証人に費用を請求できるケースもあります。
連帯保証人は故人とは別の人物であり、実務上は相続人が連帯保証人を兼ねているケースが多い点に注意が必要です。
負担の範囲は契約内容や状況により異なります。詳しくは関連記事『【大家・管理会社向け】孤独死の原状回復費用は連帯保証人に請求できる?損害賠償は?』を参考にしてください。

孤独死が絡まない一般的な遺品整理費用とはどう違いますか?
特殊清掃が不要な一般的な遺品整理では、消毒・消臭工程が発生しない分、費用の内訳が異なります。
特殊清掃を伴う現場では、消毒剤や除菌消臭器の設置、汚染箇所の解体・防臭処理などが必要です。
そのため、遺品整理単体よりも総額が高くなる傾向があります。
孤独死保険や家賃保証会社の保証で遺品整理費用はカバーされますか?
契約している保険や保証の内容によって異なるのが実情です。
亡くなった入居者が孤独死保険(家財保険の特約)に加入している場合は、遺品整理費用の一部が補償されるケースもあります。
家賃債務保証を利用している場合も、保証の対象範囲は契約内容によって異なるため、遺品整理費用が含まれるとは限りません。
正確な適用範囲については、加入中の保険会社や保証会社に事前にご確認ください。
遺品整理費用を正しく把握し空室リスクに備えよう
遺品整理の費用を正しく把握し、空室リスクへあらかじめ備えておきましょう。
対応が遅れるほど原状回復や入居募集が後ろ倒しになり、家賃収入の機会損失が膨らんでしまいます。
費用を抑えつつ空室期間を短縮するには、遺品整理と特殊清掃の一括発注や、工程表の事前確認が有効です。
複数の物件を保有している場合、過去のデータ蓄積と発注先の一本化により年間の予算管理が容易になります。
業歴17年で2,000件以上の実績を持つマインドカンパニーでは、現場の状況に合わせた的確な対応が可能です。
万が一入居者様が亡くなり遺品整理や特殊清掃が必要な際は、お早めにご相談いただくことが原状回復の近道となります。
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