孤独死の特殊清掃をしないとどうなるか|早期発見でも危険な理由

「見た目がきれいだから、通常の掃除で十分?」
「特殊清掃をしないと、何が問題になるの?」
「無駄な費用はできるだけ抑えたい…」

死後数日などの早期発見で、室内に目立った汚れがない場合、「このまま通常の片付けを進めても良いのでは」と感じる大家様も多いでしょう。

しかし、表面上は綺麗に見えても、体液が床下の見えない部分まで浸透しているケースは珍しくありません。

そのまま放置すると、後日強烈な死臭が再発したり、片付け作業者が感染症に罹患したりする深刻なトラブルにつながります。

無駄な出費や二次被害を防ぐためにも、まずは専門業者による「床下や壁紙裏の汚染状況の確認」をおすすめします。

本記事では、業歴17年・2,000件以上の施工実績があるマインドカンパニーが「孤独死の特殊清掃をしないとどうなるか」について、以下の内容を解説します。

  • 早期発見でも特殊清掃をしないとどうなるか
  • 通常のハウスクリーニングで代用できない理由
  • 早期発見の現場にかかる特殊清掃費用の目安
  • 早期発見の今だからこそ得られるメリット

本記事を読むことで、早期発見の現場で特殊清掃が必要な理由を理解でき、費用面の不安も解消できるでしょう。

ぜひ最後までお読みください。

「うちのケースは大丈夫か、まず専門家に確認したい」という方は、お電話(0120-176-646)または無料相談フォームからお気軽にご相談ください。

経験豊富なスタッフが状況を伺い、本当に特殊清掃が必要かどうかも含めて無料でアドバイスします。

鷹田

2008年より特殊清掃の現場に従事|特殊清掃2,000件超

一般廃棄物収集運搬会社で8年間の業務経験を積み、2008年から遺品整理・特殊清掃の現場に従事。

孤独死現場をはじめ、ゴミ屋敷、汚部屋、カビ・ヤニ汚れ、火災・水害現場の復旧など、累計2,000件を超える現場に対応しています。

IICRC国際資格認定 TCST(特殊清掃)FSRT(火災復旧)保有(IICRC登録番号:70139861)

特殊清掃の施工事例を見る>>

孤独死・特殊清掃でお困りの方へ|お見積もり・無料相談はこちら

2,000件以上の現場経験から、状況に合った対応をご提案します。

電話でのお問い合わせ(8:00-20:00)

メールでのお問い合わせ (24時間受付)

目次

早期発見でも孤独死の特殊清掃をしないとどうなるか

死後1〜2日という早期発見であれば、見た目には大きな汚れが出ないことがほとんどです。

ただし体液は、目に見えない場所まで広がっているケースも少なくありません。

ここでは、早期発見の現場で実際に起こりうる問題を3つの角度から見ていきましょう。

  • 見えない場所まで体液が浸透していることがある
  • 血液や体液に触れることで感染症にかかるおそれがある
  • 数日から数週間後に臭いや汚れが再び現れることがある

順番に解説します。

見えない場所まで体液が浸透していることがある

フローリング表面の体液が少量に見えても、床下まで浸透しているケースがあります。

体液は液体なので、表面が乾いて見えても床材の継ぎ目や隙間から下地まで染み込んでいくのです。

【施工事例】

実際に、死後7日で発見された東京都世田谷区の現場では、先に対応した業者が床上だけを清掃・消臭しました。しかし、臭いは取れませんでした。

床下点検口を開けると、血液や体液が広範囲に確認されました。

さらにマンション3階での発生だったため階下(2階)まで確認したところ、クロスにまで体液が伝っていたことも分かっています。

床上の写真

床上は綺麗になったように見えるが…

床下への浸透

見えない床下にも体液が浸透している

見た目の汚染量と、実際に床材の内部まで広がっている範囲は必ずしも一致しないため、専門家による床下の確認が欠かせません。

実際の作業事例は『孤独死により階下まで汚染された特殊清掃現場(東京都世田谷区)』で詳しく紹介しているのでご覧ください。

関連記事

血液や体液に触れることで感染症にかかるおそれがある

血液や体液には目に見えないウイルスが残ることがあり、素手で触れると、深刻な感染症にかかる危険性が高まります。

他人の血液が傷口や粘膜に付着すると、HIVやB型肝炎、C型肝炎などに感染するリスクは軽視できません。

市販の薬剤では完全な除菌は難しく、表面上は綺麗に見えてもウイルスが残っている可能性があります。

そのため、「吐血程度なら自分で片付けられる」という自己判断は危険です。

早期発見で出血量が少なく見える現場でも、血液に直接触れる作業は避けなければなりません。

特殊清掃の専門知識を持つ業者に確認を依頼しましょう。

数日から数週間後に臭いや汚れが再び現れることがある

表面の汚れだけを清掃しても、床下や壁に体液が残っていれば、数日〜数週間後に強烈な腐敗臭が再発します。

知識のない業者が「表面の清掃とオゾン脱臭」だけでその場をしのいだ結果、後日入居者や近隣からクレームに発展し、やり直しを依頼されるケースも少なくありません。

ここで、以下のような事例を紹介します。

【施工事例】

東京都目黒区のトイレの現場では、他社が便器を外さずオゾン脱臭だけで済ませていました。

便器を外してみると、実際には床板から基礎部分まで汚染が広がっていたことが後になって判明したのです。

最終的に弊社が独自のコーティング剤を塗布し、確実な床下防臭処理を施しました。

便器の取り外し

便器の取り外し

基礎部分まで汚染が浸透

床下の基礎部分まで汚染が浸透していた

「早期発見されたから問題ないだろう」と表面的な清掃だけを済ませてしまうと、数日から数週間後に同じ問題が再び表面化するおそれがあります。

孤独死の特殊清掃を通常のハウスクリーニングで代用できない理由

通常のハウスクリーニングと特殊清掃では、必要な技術や確認する範囲そのものが異なります。

ここでは、技術面・判別方法・業者選びの3つの切り口から違いを確認していきましょう。

  • 血液・体液除菌に専用薬剤・防護装備が必要な理由
  • 目に見えない汚染は専用の測定機器でしか判別できない
  • 経験の浅い業者は汚染を広げてしまうことがある

通常のハウスクリーニングと特殊清掃では、以下の点が異なります。

観点通常のハウスクリーニング特殊清掃
対象生活汚れ・ホコリ等の表面清掃体液・血液等の除去+消臭・除菌
感染症対策想定なし防護服・専用除菌剤が必須
見えない箇所の確認確認しない必要に応じて床下点検口まで確認

表のとおり、通常のハウスクリーニングと特殊清掃では、感染症対策と見えない箇所の確認という2点が大きく異なります。

特に、特殊清掃の現場において感染症対策の徹底は欠かせません。

血液・体液除菌に専用薬剤・防護装備が必要な理由

血液・体液の除菌には市販の洗剤では対応できないため、専用薬剤と機材が必要です。

血液・体液には、目に見えない病原体が含まれている可能性があります。

そのため除菌には、空間全体への薬剤散布や防護服を着用した作業が欠かせません。

マインドカンパニーでは、以下のような汚染箇所の除去から空間除菌まで対応できる特殊清掃専用の薬剤と機材を使用します。

特殊な洗剤

オゾン発生器・エアームーバー

市販の洗剤や日用品による除菌では、血液・体液に含まれる病原体を確実に除去できません。必ず専門業者に依頼してください。

なお、特殊清掃の作業内容や、業者選びについて詳しく知りたい方は、関連記事『特殊清掃とは?料金・作業内容・業者選びを17年の専門家が解説』も読んでみてください。

関連記事

目に見えない汚染は専用の測定機器でしか判別できない

ATP測定(汚れに含まれる微生物由来の物質を数値化する検査方法)を行わなければ、目視だけでは汚染の有無を判断できません。

血液や体液、微生物、排泄物などには、ATP・ADP・AMPと呼ばれる物質が含まれています。

スマートフォンのバッテリー残量に例えると、以下のような状態です。

物質状態
ATPエネルギーが満タンの状態
ADP少しエネルギーが減った使いかけの状態
AMPさらに時間が経って分解が進み空っぽに近い状態

生きている細菌や、流れたばかりの新鮮な血液などには「ATP」がたくさん含まれています。

しかし、時間が経過して血液や体液の細胞が死滅していくと、ATPは分解されて「ADP」や「AMP」に変わり、ATP自体の量は極端に減ってしまうのです。

その結果、「汚いのに綺麗(ATPの数値が低い)」という誤判定が起きるケースも少なくありません。

この「ADP」や「AMP」は、専用の測定機器でなければ計測不可能です。

マインドカンパニーでは「ルミテスター Smart」という測定器と専用試薬「ルシパック」を使用し、「ATP+ADP+AMP」の量を同時に測定し、洗浄後の清浄度を正確に数値化しています。

経験の浅い業者は汚染を広げてしまうことがある

特殊清掃の知識が浅い片付け業者に依頼すると、汚染箇所を踏んだ足でほかの場所まで汚染を広げてしまう危険性が伴います。

家賃債務保証会社が手配する一般的な片付け業者は、汚染に関する知識を持たないことがほとんどです。

そのため、防護服や専用の足カバーなどを着用せずに部屋に入ってしまうケースも珍しくありません。

結果として、廊下やエレベーターなど共用部まで汚染範囲を広げてしまう事態を招きます。

床上の清掃だけで終わらせてしまった他社の作業を、後から当社がやり直した事例もありました。

「見た目が片付けば十分」という考え方で選んだ業者ほど、後から汚染の広がりに気づく傾向にあります。

発見直後にやってはいけない行動について、関連動画『【不動産管理会社必見】孤独死が発生した後によくある、間違いだらけの対応集』でも解説しましたので、ぜひご覧ください。

早期発見の孤独死現場にかかる特殊清掃費用の目安

特殊清掃の費用は、選ぶプランと発見までの経過日数によって大きく変わります。

ここでは、プラン別の料金と早期発見によるコストメリットの視点から見ていきましょう。

  • 特殊清掃3プランの料金と内容を確認する
  • 早期発見の今だからこそ費用を抑えられる

マインドカンパニーの例をもとに、具体的な費用を見ていきましょう。

マインドカンパニーの特殊清掃プランの料金と内容

特殊清掃の料金プランは、以下の3種類です。

プラン料金(税込)内容
緊急パック108,900円初期消臭・応急処置がしたい方向け
消毒作業
・床上のみの清掃
・約1時間の除菌消臭器設置
徹底消臭プラン165,000円〜605,000円不動産管理会社・大家様に最多依頼
・全体クリーニング
・クロス剥がし
・床下防臭処理
原状回復プラン275,000円〜3,300,000円原状回復工事まで一括対応

これはあくまでも目安であり、依頼先や現場の状況によって異なります。

早期発見で見た目の汚染が少ない現場では、緊急パックを選びたくなるかもしれません。

ただし、床上のみの清掃となるため、すでに床下まで広がっている汚染には対応できない点に注意が必要です。

なお、特殊清掃費用を誰が負担するのかについて疑問をお持ちの方は、関連記事『【実例】特殊清掃費用は誰が払う?|大家が知らない家賃債務保証の落とし穴』を読んでみてください。

関連記事

早期発見だからこそ費用を抑えられる

早期発見で汚染が床上に留まっていれば、10万円台の緊急パックで初期対応が完了する可能性が高まります。

しかし、対応が数日遅れるだけで体液が床下の基礎部分まで達し、数百万円規模の解体・全面リフォーム(原状回復プラン)が必要になることも珍しくありません。

無駄な出費を防ぐには「大掛かりな工事が必要か、初期消臭で済むか」をプロの目で見極める早急な現地確認が不可欠です。

マインドカンパニーではご連絡いただいた当日、もしくは翌日にお伺いし、その場で正確な見積もりをご提示します。

早期の対応が、特殊清掃の費用を抑えられる秘訣です。

おおよその金額をその場で確認できれば、費用面での不安を早い段階で解消できますので、お気軽にご相談ください。

孤独死・特殊清掃でお困りの方へ|お見積もり・無料相談はこちら

2,000件以上の現場経験から、状況に合った対応をご提案します。

電話でのお問い合わせ(8:00-20:00)

メールでのお問い合わせ (24時間受付)

特殊清掃はしなくても良いかも?と思った時こそ相談すべき理由

孤独死の早期発見でさほど汚れていないように見える現場だからこそ、見えない汚染を見抜ける専門家に相談することが欠かせません。

ここでは、早期発見の場合でも専門業者に相談すべき理由を、マインドカンパニーの例で解説します。

  • 業歴17年の実績で見えない汚染を見抜く
  • 孤独死脱臭マイスター資格の講師実績がある

それぞれ詳しく解説します。

業歴17年の実績で見えない汚染を見抜く

マインドカンパニーは業歴17年・2,000件以上の施工実績に基づき、見た目だけでは判断できない汚染も的確に見抜けます。

そのため、一度他社に依頼した後のセカンドオピニオンでご依頼いただくケースも少なくありません。

以下は、大家様から「他社に遺品整理と特殊清掃を頼んだが、悪臭が消えない」と弊社にご相談いただいた事例です。

【施工事例】

例えば東京都大田区の床暖房がある現場では、同業他社が遺品整理と特殊清掃を終えた後も悪臭が消えませんでした。

床板を切り開くとフローリング、床暖房パネルの下、さらにその下の捨て貼り(コンパネ)や基礎の木材(パーチクルボード)にまで体液の汚染が深く染み込んでいたのです。

床暖房が稼働した状態のまま亡くなられていたため、腐敗が急激に進み床暖房パネルの下地材まで体液が浸透していました。

フローリング剥がし
床下へ体液が浸透

壁際から慎重に床を剥がし、内部の汚染箇所を洗浄・防臭コーティングしました。

高額な床暖房パネルを全解体・交換することなく温存したまま、完全消臭を完了させた事例です。

マインドカンパニーでは、便器の裏側にあるフランジ(便器と排水管をつなぐ部品)まで確認しています。

こうした細かいチェックで、見えない汚染を見抜いていくのです。

なお、業者選びのポイントについては、関連記事『孤独死の特殊清掃を依頼する業者の選び方』も読んで、選び方の参考にしてみてください。

関連記事

孤独死脱臭マイスター資格の講師実績がある

弊社の代表は孤独死脱臭マイスター資格(一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会が認定する、孤独死現場の脱臭技術に関する資格)の講座で、講師を務めた経験があります。

そのため、専門知識に裏付けられた対応が可能です。

業界内で技術を指導する立場にあり、不動産管理会社や大家様からの継続依頼も多数いただいています。

早期発見の段階からご相談いただくケースも少なくありません。

見た目だけでは判断できない汚染の有無を、お見積もり時に確認してお伝えします。

「業者を家に入れるのは気が引ける」と感じる方も、まずは現地確認だけでもお気軽にご相談ください。

孤独死・特殊清掃でお困りの方へ|お見積もり・無料相談はこちら

2,000件以上の現場経験から、状況に合った対応をご提案します。

電話でのお問い合わせ(8:00-20:00)

メールでのお問い合わせ (24時間受付)

孤独死の特殊清掃をしないとどうなるかに関するよくある質問

早期発見の孤独死現場について、読者からよく寄せられる質問は次のとおりです。

気になる点から確認してみてください。

特殊清掃はいつから始められますか?

特殊清掃は、警察の検視(事件性の有無等を確認する手続き)が完了してから始められます。

検視が終わるまでは現場に立ち入れないため、見積もりを含めた作業は開始できません。

早期発見の現場でも同様の流れとなるため、まずは警察対応が終わるのを待つ必要があります。

死後どれくらい経つと特殊清掃が必要になりますか?

死後1〜3日以内で腐敗の進行が初期段階であれば、特殊清掃を必要としないケースもあります。

ただし夏場など気温が高い時期は、数日以内でも臭いや害虫が発生しかねません。

早期発見でも、季節や室温によっては油断できない点に注意が必要です。

相続放棄した場合、特殊清掃費用はどうなりますか?

相続放棄をすると、相続人としての特殊清掃費用の支払い義務はなくなります。

ただし、契約内容や連帯保証人の有無など状況により扱いが異なるため、断定的にお答えすることはできません。

詳しい手続きについては、弁護士や司法書士など専門家への確認をおすすめします。

特殊清掃費用を払えない場合はどうすればいいですか?

まずは特殊清掃業者に率直に相談してください。

支払い方法や工事範囲の調整について、状況に応じた提案を受けられることもあります。

一人で抱え込まず、早めに相談窓口を頼ることが解決への近道です。

特殊清掃をしないと物件の資産価値や入居者募集に影響はありますか?

臭いや汚染が残った状態では、次の入居者募集に支障が出たり、空室期間が長引いたりします。

体液の浸透や死臭は時間が経つほど落ちにくくなるため、早めに対応するほど原状回復にかかる負担を抑えることが可能です。

早期発見の段階で特殊清掃を行うことが、資産価値を守るうえで欠かせません。

「孤独死の特殊清掃をしないとどうなる?」と思わず後悔のない選択を

早期発見であっても、見た目の綺麗さに惑わされず「見えない汚染(床下や壁への体液の浸透)」を疑うことが重要です。

「とりあえずハウスクリーニングで」と安易に済ませると、後日悪臭が再発し、結果的に高額な解体工事やリフォーム費用が発生してしまいます。

無駄な出費やご近所トラブルを防ぐためには、汚染が広がる前に特殊清掃の専門家による適切な状況把握を行うことが鉄則です。

「うちの物件は特殊清掃が必要なレベルか?」と迷われている大家様は、業歴17年・2,000件以上の実績を持つマインドカンパニーへご相談ください。

経験豊富なスタッフが無料で現地を調査し、最適な対応方法をご提案します。まずはお電話またはお見積りフォームからお気軽にお問い合わせください。

孤独死・特殊清掃でお困りの方へ|お見積もり・無料相談はこちら

2,000件以上の現場経験から、状況に合った対応をご提案します。

電話でのお問い合わせ(8:00-20:00)

メールでのお問い合わせ (24時間受付)

  • URLをコピーしました!

2008年より遺品整理・特殊清掃の現場に立ち続けて17年。
IICRC国際資格保有・特殊清掃2,000件超の実績をもとに、
正確で信頼性の高い情報をお届けします。

『一般廃棄物収集運搬会社にて8年の業務経験』
『IICRC認定 TCST(特殊清掃)』
『IICRC認定 FSRT(火災復旧)』
『古物商許可取得』
『業歴17年(2008年〜)』
『特殊清掃実績 2,000件超』

目次