データで見る東京の特殊清掃現状と失敗しない業者の選び方|東京・神奈川・千葉・埼玉エリアの特殊清掃ならマインドカンパニーにまで

実績紹介

データで見る東京の特殊清掃現状と失敗しない業者の選び方

  • 特殊清掃作業実績
東京都の特殊清掃はどんな特徴があり、どんな背景があるのか気になりませんか?
または東京都内で孤独死が発生してしまい、特殊清掃の業者をお探しではありませんか?
私たちマインドカンパニーは東京23区内で城南地区と呼ばれている東京都大田区に事業所があり、孤独死現場、火災現場、水害現場、ペット部屋の消臭、ヤニ部屋の消臭、汚部屋クリーニングなどに対応しておりますが、その中で東京都の孤独死現場に絞り、直近3年間で特殊清掃作業対応した自社データを抽出しました。
東京の孤独死をゼロにすることは不可能かと思いますが、自社データから見える特徴、背景などを分析して、東京の特殊清掃事情を知ることが孤独死を減らす対策の第一歩になると考えております。
そして東京で発生した孤独死現場に相応しい条件の特殊清掃業者選びなども解説していきます。

直近、3年分の東京23区内作業実績

私たちマインドカンパニーが、実際に作業実績ある東京23区の作業件数を直近3年分にて地域別で抽出しました。
(※スマホの場合、下記表は横スクロールできます。)

地名 \ 年度 2019年 2020年 2021年 合計件数(%)
江戸川区 5 9 5 19(19,3%)
大田区 4 5 1 10(10,2%)
中野区 4 1 2 7(7,1%)
板橋区 4 3 0 7(7,1%)
新宿区 1 2 3 6(6,1%)
杉並区 1 0 5 6(6,1%)
世田谷区 1 3 1 5(5,1%)
品川区 0 4 0 4(4,08%)
足立区 4 0 0 4(4,08%)
中央区 3 0 1 4(4,08%)
練馬区 1 0 3 4(4,08%)
港区 1 2 1 4(4,08%)
葛飾区 0 1 3 4(4,08%)
北区 1 1 1 3(3,06%)
文京区 0 1 1 2(2,04%)
渋谷区 2 0 0 2(2,04%)
目黒区 0 1 1 2(2,04%)
墨田区 1 0 0 1(1,02%)
千代田区 1 0 0 1(1,02%)
荒川区 1 0 0 1(1,02%)
江東区 0 0 1 1(1,02%)
豊島区 0 1 0 1(1,02%)

直近、3年分の東京多摩地区内作業実績

私たちマインドカンパニーが、実際に作業実績ある東京多摩地区の作業件数を直近3年分にて地域別で抽出しました。
(※スマホの場合、下記表は横スクロールできます。)

3年分の東京多摩地区内作業実績
地名 \ 年度 2019年 2020年 2021年 合計件数(%)
西東京市 2 0 1 3(23%)
稲城市 1 0 0 1(7,6%)
日野市 1 0 0 1(7,6%)
調布市 1 0 0 1(7,6%)
府中市 0 1 0 1(7,6%)
福生市 0 1 0 1(7,6%)
狛江市 0 1 0 1(7,6%)
国分寺市 0 1 0 1(7,6%)
八王子市 0 1 0 1(7,6%)
小平市 0 0 1 1(7,6%)
小金井市 0 0 1 1(7,6%)
私たちマインドカンパニーの事業所が東京23区の大田区にあるため、必然的に東京23区内の作業割合が多くなったと思います。
その中で都心のど真ん中よりも千葉県寄り、埼玉県寄り、神奈川県寄りの地域が孤独死多い理由は、東京23区内でも家賃が比較的に安価であるため、1人暮らしの生活保護者が多く住まれていることが大きな要因の一つだと思われます。
実は私たちマインドカンパニーの経験値では、1人暮らしの生活保護者による孤独死が非常に多いのです。また特殊清掃を行う事業所の存在場所と合わせて、業務提携されている不動産管理会社などの場所によっても、実際に特殊清掃を行う地域が変わってくるでしょう。
例えば、業務提携されている不動産管理会社が足立区にある場合は、やはり足立区周辺の特殊清掃依頼が増える筈です。
このように業務提携先の背景によって、作業地域が片寄る傾向も関係します。

戸建ての孤独死は少ない、アパートとマンションでは、ややマンションが多い

(※スマホの場合、下記表は横スクロールできます。)

建物 \ 年度 2019年 2020年 2021年 合計件数(%)
アパート 17 15 18 50(43%)
マンション 21 20 17 58(50%)
戸建 2 4 2 8(7%)
分譲も賃貸も含む
(※スマホの場合、下記表は横スクロールできます。)

間取り \ 年度 2019年 2020年 2021年 合計件数(%)
1K(1Rも含む) 35 32 25 92(79%)
2K 0 0 1 1(0,8%)
2DK 3 3 4 10(8,6%)
2LDK 0 1 1 2(1,7%)
3LDK 2 3 6 11(9,4%)
アパート・マンション・戸建も含む
自社案件でしかも東京都内に限りますが、直近3年間の孤独死現場による特殊清掃のうち、戸建は僅か7%の割合です。
一方アパートは43%、マンションは50%と言う割合になっております。
しかも部屋の間取りを見渡すと、1K(1Rも含む)が79%と大半を占めている。他には2DKが8,6%、2Kが0,8%、2LDKが1,7%、3LDKが9,4%と言う割合になっております。孤独死される方は1人暮らしなので、必然と間取りの少ない住宅に住まれている方々が多いのです。
また3LDKの間取りは分譲のマンションや戸建てが多く、以前は家族で住んでいたが息子や娘が新たな家庭を持ち核家族となり、離婚や妻に先立たれたことが原因で1人住まいになってしまい、孤独死された現場が目立ちます。
賃貸アパートや賃貸マンションでの小さな間取りの住まいでは、家賃が比較的に安価であることで生活保護者が多く目立ちます。
都会の生活保護者は、基礎疾患、病気がち、セルフネグレクトの方々が少なくありません。
更に近所付き合いを拒む方々も多いので、心筋梗塞などの突然死の発生など身体の異常に気付く人が周りにおらず、孤独死されることが多い現状となっております。

セルフネグレクトとは?(自己放任とも呼ばれている)

  • 成人が通常の生活を維持するために必要な行為を行う意欲・能力を喪失し、自己の健康・安全を損なうこと。
  • 必要な食事をとらず、医療を拒否し、不衛生な環境で生活を続け、家族や周囲から孤立し、孤独死に至る場合がある。
  • 防止するためには、地域社会による見守りなどの取り組みが必要とされる。

東京の特殊清掃は遺品整理(残置物撤去)作業付きが少ない理由

(※スマホの場合、下記表は横スクロールできます。)

作業有無 \ 年度 2019年 2020年 2021年 合計件数(%)
遺品整理作業あり 24 17 18 59(50,86%)
遺品整理作業なし 16 22 19 57(49,13%)
私たちマインドカンパニーの作業実績だと、特殊清掃の作業依頼では、遺品整理作業が含む場合と含まない場合では、約半分半分の割合となっております。
この割合は地方の同業者の特殊清掃の作業依頼と比べた場合、遺品整理作業付きが少ないと言われております。
遺品整理(残置物撤去)作業付きが少ない理由は今現在、賃貸住宅の入居には連帯保証人ではなく、家賃債務保証による契約が主流となっている背景が関係しております。
家賃債務保証の場合は万一、孤独死されたら部屋の残置物撤去は保証会社が行うことが多いのです。
そのため、残置物無しの状態での特殊清掃の作業依頼が増えております。
一方、家賃債務保証ではなく連帯保証人付きの入居契約であれば、遺品整理と特殊清掃の両方を作業依頼されることが多いのです。また分譲のマンションや戸建てでは、全体的に遺品整理と特殊清掃の両方を作業依頼されることが多いのです。
但し事故物件を買取る不動産業者に売却する場合は、買取する側が臭いの有無をあまり気にしておらず、簡易的な特殊清掃作業で済ませることも少なくありません。

家賃債務保証会社の補償範囲とは?

家賃債務保証会社は当然、会社によって保証範囲が異なります。参考例として東京のエルズサポート株式会社を取り上げました。

(家賃債務保証会社)エルズサポート株式会社の場合

保証範囲

(※スマホの場合、下記表は横スクロールできます。)

家賃
費用
更新料 ハウス
クリーニング
費用
残置物撤去・
ごみ処理費用(居住用のみ)
修繕費 解約予告通知
義務違反による
違約金・損害金
早期解約
による違約金
債務不履行に
よる明け渡し
訴訟費用

東京の特殊清掃で失敗しない業者の選び方

東京都の孤独死現場に相応しい特殊清掃業者の条件は、第一にズバリ近い地元の業者から選択することです。
あなたは特殊清掃を行う業者が見積から作業完了の引き渡しまで、何回現場へ足を運ぶと想像しておりますか?
私たちマインドカンパニーが実際に作業した場合は、大まかに以下の回数が必要となります。

  1. 見積の際
  2. 特殊清掃1日目(遺品整理作業を含む場合も有)
  3. 特殊清掃2日目(作業終了後にオゾン機設置)
  4. オゾン機設置1日目(換気で足を運ぶ)
  5. オゾン機設置2日目(換気で足を運ぶ)
  6. オゾン機設置3日目(換気で足を運ぶ)
  7. オゾン機回収後の2日後(臭いの確認)
  8. 最終確認と同時に引渡し

どうでしょう?意外と作業現場へ何度も足を運ぶと思いませんか?

最近では、東京都の現場へ他県の特殊清掃業者が片道の移動時間を2時間も3時間もかけて多く参入するようになりました。
しかし私たちマインドカンパニーのように現場へ何度も足を運び、他県の特殊清掃業者は同じような作業内容をしているとお考えでしょうか?
一部の特殊清掃業者は作業品質を重視しないで、現場への移動時間や作業時間と対価が見合わないから作業の手抜きを優先していると思われます。

例えば私たちマインドカンパニーが作業した際にオゾン機を回収したら、その場その時では室内がオゾン臭で充満されて、きちんと腐敗臭が収まったのか確認が出来ないのです。
そのため再度、オゾン機を回収した2日後に作業現場へ足を運び、オゾン臭が薄くなった時点で腐敗臭が収まったのか確認した上で、引き渡しを行っております。
残念なことに一部の特殊清掃業者は現場へ足を運ぶ経費を削減するだけの理由で、オゾン機を回収したその時に引き渡しを行っております。このやり方だと引き渡しの際は、室内がオゾン臭で充満されて臭いがきちんと収まったのか確認できず、要は誤魔化しが出来るのです。しかし、のちに腐敗臭は再発して、やり直し施工となることも少なくありません。
したがって孤独死の作業現場へ何度も足を運ぶことから、手抜き作業をされない確率を上げるためにも、遠方では無くなるべく近場の特殊清掃業者を選ぶべきでしょう。

近場の特殊清掃業者以外に必要な要素とは

特殊清掃は「大工工事」+「塗装工事」+「空室清掃」+「脱臭作業」と大きく分けて、4工程の作業の掛け合わせで完全消臭まで導きます。
そのため特殊清掃業者で、どれかが苦手な作業がありますと完全消臭にならない可能性が高いのです。
また技術や経験はあっても設備が不完全な特殊清掃業者も多く見受けられます。
そのため失敗しない特殊清掃業者選びでは、以下に該当することが重要な判断基準です。

  1. 特殊清掃の経験が何年あるのか?
  2. 特殊清掃の施工経験が何件あるのか?
  3. 特殊清掃の設備が充実しているのか?

これらの実績を確認できるためにウェブサイトに公開されているのか?
ウェブサイトを見渡し、特殊清掃の設備等経験値が確認できる証拠が無いようなら、業者選びの選択から外した方が賢明と言えるでしょう。
因みに民間資格取得を参考に考える人もいらっしゃいますが、それは経験値とはかけ離れており過去において特殊清掃の施工経験が何件あるのかが、もっとも重要な判断基準でしょう。

不動産管理会社・家主様やリフォーム業者のご依頼ならマインドカンパニーがおすすめ

あなたは東京の特殊清掃のご依頼者はどんな方々だと想像しておりますか?
私たちマインドカンパニーの作業依頼は、大きく分けて一般人(BtoC)と業者(BtoB)に分けられます。

一般人(BtoC)の場合

  1. 相続人
  2. 連帯保証人

業者(BtoB)の場合

  1. 不動産管理会社
  2. 家主様
  3. 葬儀会社
  4. リフォーム業者

孤独死が発生した場合、ご依頼者が一般人と業者の場合では、明らかに業者の方が高いスキルを求めてきます。
理由は簡単で一般人だと通常は現状復帰工事を体験しておらず、現状復帰工事の基準を全く知る余地も無いのです。
一方、業者だと普段から多くの工事業者と携わっており、作業品質に関して見る目が慣れております。
例えば東京23区内の不動産管理会社によっては、年間で10件以上も管理物件にて孤独死が発生してしまうこともあり、現状復帰工事を数多く経験していることから我々特殊清掃業者のスキルを判断する基準も厳しいことが多いのです。

私たちマインドカンパニーでは業界内では珍しく、業者(BtoB)を主体とする特殊清掃サービスを行っており、普段から見る目が厳しい、不動産管理会社・家主様・リフォーム業者などに鍛えられております。
そのため不動産管理会社・家主様やリフォーム業者の失敗しない特殊清掃業者選びならマインドカンパニーが是非おすすめです。

この記事を書いた人

鷹田 了代表

   

2008年より遺品整理・特殊清掃の業務に関わって今日までたくさんのノウハウを蓄積出来ました。2023年には清掃業界の先進国であるアメリカへ渡り、RSAで研修を受け【TCST】Trauma and Crime Scene Technician (特殊清掃)や【FSRT】Fire and Smoke Damage Restoration Technician (火災復旧)に関する『 IICRC 』の国際資格を取得しております。
記事を通じて私の想いが伝われば幸いです。

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